2019 Fiscal Year Research-status Report
Comparative Studies on Graduate Student Support Using Mindfulness: Cases from UK, USA, China and Singapore
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19K14270
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
姉川 恭子 東京工業大学, 広報・社会連携本部, 特任准教授 (00749096)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 学生支援 / マインドフルネス / 海外比較 / 高等教育 / 大学院生 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度実施した研究に関しては、主に以下の2点ある。 1. 先行研究を網羅的に収集及びレビュー:大学生、大学院生を対象としたマインドフルネスプログラム実施による研究を網羅的に収集するとともに、学生支援策としてマインドフルネスプログラムを提供している大学について、主にホームページ等で公開された情報をもとに調査を行なった。また、学会参加時(2月)に、Cornell University(Barbara A. Knuth氏)、American Council on Education(Hollie M. Chessman)に大学及びアメリカの状況について、翌年度の計画に先駆けて一部ヒアリングを行った。また、オンラインツールを用いて、Brown Universityについての情報収集も行った(3月)。 2. シンガポールの訪問調査:主にシンガポール国立大学の学生支援方法について3月に訪問調査を行う予定であったが、海外渡航規制により延期となった。オンラインツールを用いて、事前に研究協力者へヒアリングを行った。 教育現場におけるマインドフルネスプログラムの導入はイギリス、アメリカで年々増えているものの、各大学独自でプログラムを開発しており、特に大学間のネットワークについての動きは見られなかった。2020年度、2021年度に本格的にアメリカ、イギリスの大学を訪問調査するとともに、各国の動向及び相違点についても明らかにする予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
今年度、3月にシンガポール国立大学に訪問調査予定であったが、海外渡航規制により中止せざるを得なかった。研究協力者へのオンラインツールを用いてヒアリングを行なったが、学生支援部署へのインタビューについては2020年度に実施予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度は、2019年度に収集した先行研究をもとにレビュー論文の執筆に努める。また、2020年度の訪問調査予定はアメリカであるが、2019年度に渡航中止したシンガポールへの調査も実施予定である。
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Causes of Carryover |
海外渡航禁止要請により、3月に予定していたインタビュー調査が実施できなかったため、当該旅費は次年度訪問調査時に使用する。
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