2019 Fiscal Year Research-status Report
早期支援のためのADHD児における文字習得困難の予測ルール作成
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19K14290
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Research Institution | Shujitsu University |
Principal Investigator |
津島 靖子 就実大学, 教育学部, 講師 (30710082)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ADHD / 文字習得困難 / 支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,注意欠如・多動症(ADHD)児の就学後に気づかれる文字習得困難を事前に予測するためのルール(prediction rules)の作成を試みるものである。そのために, 1)ADHD児の読字(reading)における誤反応分析から認知特性を把握し,2)神経心理学的検査(neuropsychological test)を用いて音韻意識(phonological awareness),デコーディング(decoding)ならびに注意(attention)などに特有の発達特徴があるかどうかを定量的に明らかにする。 2019年度は,文字習得困難に関する最新の研究動向を広く収集するために,医療・教育・福祉領域における学会に参加し,1)および2)の研究に向けた準備を行った。また,研究ネットワークにおける連携体制を構築するために医療ならびに保育協力施設の研究協力者と打ち合わせを行った。2)の遂行にあたって,研究参加者のリクルートに努め,定型発達児は目標数の同意が得られたことから,コントロール群のデータ収集着手に至る準備ができた。並行して,文字習得困難への支援として合理的配慮に関する意識について学会報告を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
文字習得困難や支援に関する情報収集ならびに学会報告を行っているとともに,定型発達の研究参加者の確保ができたことから,データ収集に向けた準備期間としていた本年度の計画に概ね沿ったものとなっている。
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Strategy for Future Research Activity |
コントロール群のデータ収集に着手し,臨床群のリクルートを行っていく。研究協力者の異動に伴って,読字にみられる誤反応分析については当初の計画から変更する必要が生じたため,遂行可能な方法を検討していく。
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Causes of Carryover |
予定していた研究計画に変更の必要が生じ,2019年度に予定していた費用と実際の使用額との差額を加えたものを2020年度の使用額とする(物品費,謝金,学会参加費・旅費)。
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