2020 Fiscal Year Research-status Report
薬剤溶出型生体吸収性マグネシウムステント植え込み後の血管反応の解明
Project/Area Number |
19K17535
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Research Institution | Wakayama Medical University |
Principal Investigator |
尾崎 雄一 和歌山県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (00507999)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 薬剤溶出型生体吸収性マグネシウムステント / 血管応答 / 光干渉断層法 / 炎症性細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
冠動脈病変に対するカテーテル治療はこれまでバルーン拡張術→金属ステント→薬剤溶出性金属ステントと大きな進歩を遂げてきた。一方、薬剤溶出性金属ス テントにも未だ多くの問題が残されており、その問題点を解決する目的で、薬剤溶出型生体吸収性マグネシウムステントが開発された。 しかし、生体内でのマグネシウム吸収過程における血管応答は不明な点が多数存在し、適切な金属吸収スピードや、適切な薬剤溶出スピードなどが不明なた め、薬剤溶出型生体吸収性マグネシウムステントの設計における大きな問題点となっている。 本研究では、動脈硬化モデル動物を用いた基礎研究およびヒト生体内における臨床研究の双方からのアプローチにより、これまでの様々な問題点を全て解決す る可能性を秘めた薬剤溶出型生体吸収性マグネシウムステント留置後の吸収過程における血管応答を明らかにすることである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
薬剤溶出型生体吸収性マグネシウムステント植え込み後のOCTでの解析は順調に進んでおり、国際学会でも発表を行い、論文作成も順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
動物を用いた基礎実験と臨床研究でのデータを比較して、薬剤溶出型生体吸収性マグネシウムステント留置後の血管反応の違いや今後の問題点などを検討する。
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Causes of Carryover |
次年度に継続した解析、データ収集が必要であり、その結果を学会や論文で継続して報告する必要があるため。
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Research Products
(1 results)