2020 Fiscal Year Research-status Report
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19K19308
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
則武 加奈子 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 助教 (60624210)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 歯科医師臨床研修 / 指導歯科医 / 質的研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は「日本版指導歯科医評価表案」の作成に先立ち、「日本の臨床研修歯科医にとっての優れた指導歯科医像」を、研修歯科医を対象とした質的な研究によって明らかにすることである。2020年度は、計4回の半構造形式のフォーカスグループインタビューを東京医科歯科大学歯学部附属病院臨床研修プログラムの研修歯科医20名を対象に実施した。インタビューは優れた指導歯科医の特徴に焦点をあてて実施した。すべてのフォーカスグループの議論を匿名化し、各トランスクリプトを作成した。作成されたトランスクリプトは2人の研究者によって個別に読まれ、優れた指導歯科医に関するテーマを抽出し、Sutkinらによる優れた指導医分類(3カテゴリー30テーマ)へ分類した。またこの30テーマに当てはまらないものについては、新たなテーマの項目立てをした。優れた指導医のテーマのなかからは、「フィードバックや形成的評価をしてくれる」、「研修医が話しかけやすい」などがいずれのインタビューでも多く抽出された。それに加え、「適切な症例選択をしてくれる」、「未熟で至らない点をカバーしてくれる」、「(開業に対する心がまえなどを含めた)キャリア教育をしてくれる」、「全体的な治療計画を念頭に置く」を新たに項目立てした。今回の結果より、優れた指導歯科医の特徴に関しては、医科領域とは共通性がある一方で、歯科領域特有のテーマが必要となる可能性が示された。今後、インタビュー対象者を他施設で臨床研修を実施した研修歯科医に広げさらに知見を深めたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染症拡大のため、2019年度末にグループインタビューを実施出来なかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
インタビュー対象を他施設での研修修了者に広げて調査を進めていく
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルス感染症の影響で参加学会がオンラインでの開催となり旅費交通費を使用しなかったため。
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Research Products
(2 results)