2022 Fiscal Year Research-status Report
Improvement of adherence with using electronic patient diary by pharmacist in cardiovascular outpatients
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19K19366
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
尾関 理恵 順天堂大学, 医学部, 助教 (60801991)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 電子患者日誌 / 経口抗凝固薬 / 服薬アドヒアランス / 副作用早期発見 / アカデミック・ディテーリング / 処方支援 / 患者教育 / 臨床薬剤師 |
Outline of Annual Research Achievements |
抗凝固薬電子患者日誌は、経口抗凝固薬であるアピキサバン、エドキサバン、ダビガトラン、リバーロキサバン、ワルファリンを内服している患者向けに服薬の記録と副作用の早期発見目的に開発した。本電子患者日誌は患者自身のスマートフォンやタブレットを用いて、WEBからアクセスするシステムであり、受診の記録、日々の記録、記録を見る画面から構成される。患者は本システムにアクセスし、服薬の有無、服薬できなかった場合はその理由を入力し、その日の体調、血圧、脈拍、体重、出血の有無についても記録する。東京理科大学薬学部にて、画面設計を行い、システム会社に開発を依頼した。 本電子患者日誌を活用した服薬アドヒアランス向上を検証する臨床試験を計画した。対象は経口抗凝固薬を服用中で、抗凝固薬電子患者日誌を使用でき、同意を得られた患者100名であり、2カ月間の試験期間のうち、1カ月間は抗凝固薬電子患者日誌を使用し、1カ月間は使用せずに通常の服薬管理を行う、ランダム化クロスオーバー試験とした。倫理審査委員会で承認を受けたのち、順天堂大学医学部附属順天堂医院循環器内科及び聖路加国際病院循環器内科の2施設で臨床試験を実施した。主要評価項目は服薬達成率(服薬達成率=(観察期間-飲み忘れの日数)/観察期間x100)とし、副次評価項目は薬剤毎の服薬達成率、副作用の発生状況、患者の抗凝固薬電子患者日誌に対する使用感、医療者に対する抗凝固薬電子患者日誌の有用性の意識調査とした。得られた研究成果は第87回日本循環器学会学術集会チーム医療セッションシンポジウム等で報告した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
抗凝固薬使用状況に関する調査について、解析を行い、論文投稿を進めているところである。また、外来薬剤師による電子患者日誌を活用した服薬アドヒアランス向上を検証するランダム化クロスオーバー比較試験においてもデータを解析し、論文化を進めているところである。
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Strategy for Future Research Activity |
臨床試験において、患者登録に協力いただいた医師らと共に各症例のレビューを行い、解析を行う。得られた結果から論文投稿を目指す。
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Causes of Carryover |
電子患者日誌のコストが抑えられたため、未使用分の予算を論文投稿料や研究成果公開のための費用に使用する予定である。
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Research Products
(2 results)