2020 Fiscal Year Research-status Report
Prevention of hemodialysis access infection to skin resident flora with the development for skin materials
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19K19546
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Research Institution | Toho University |
Principal Investigator |
安岡 砂織 東邦大学, 看護学部, 准教授 (80459817)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 感染予防 / 皮膚常在菌 / アクセス関連感染 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、血液透析アクセス感染予防のためにカテーテルやシャントの管理の実態を明らかにすること、更に微生物(皮膚常在菌)の自己融解や死滅な どの可視化メカニズム(生化学的な反応)に着目した新たな皮膚消毒及び保護材の開発に向けての基礎資料として示唆を得ることである。 本年度の計画では、微生物(皮膚常在菌)の自己融解や死滅などの可視化メカニズムを明らかにするために、微生物・薬学の博学者との面談・ディスカッションをとおして、人体にとって害のない反応(生化学的な反応)についてヒトを対象とした予備調査を開始する予定であった。 しかしながら、新型コロナ感染症の蔓延により大幅な業務の変更を余儀なくされたこと等により研究遂行時間の確保が困難となった。また、ヒトを対象とした生化学的な反応の予備実験を計画していたが、感染対策上の理由等により実施に至らなかった。新型コロナ感染症の終息の目途が立たない状況下において、目的を達成するためには問題解決が急務であると考え、ヒトを対象としない生化学的な反応として新たな方策を検討した。具体的には、微生物・薬学の博学者のスーパーバイズ、創傷皮膚ケア・看護学者とのディスカッションを行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナ感染症の蔓延により大幅な業務の変更を余儀なくされたこと等により研究遂行時間の確保が困難となった。また、ヒトを対象とした生化学的な反応の予備実験を計画していたが、感染対策上の理由等により実施に至らなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
研究目的である微生物(皮膚常在菌)の自己融解や死滅などの可視化メカニズムについて、生化学的反応を用いた実験を継続して行うことで、可視化メカニズムプロトコールをin vitro 手法で確立していく。 また、ヒトを対象とした予備調査を実施していく予定である。
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Causes of Carryover |
調査を開始する予定であたっが、新型コロナ感染症の影響により研究遂行時間の確保が困難となったことにより調査が進まなかったため、研究・調査のための物品費や人件費、情報収集や成果発表のための学会参加がオンラインとなったことでの旅費の支出に至らなかった。今後、調査を開始することで使用可能である。
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