2021 Fiscal Year Research-status Report
看護管理者のリーダーシップに着目した人材管理プログラムの開発
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19K19553
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Research Institution | Kawasaki University of Medical Welfare |
Principal Investigator |
上野 瑞子 川崎医療福祉大学, 保健看護学部, 講師 (00808230)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 看護管理者 / リーダーシップ / オーセンティック・リーダーシップ / 人的資源管理 |
Outline of Annual Research Achievements |
看護師オーセンティック・リーダーシッフ」の尺度開発に取り組んた。当該尺度は日本語版が開発されていないため、開発者の許諾を得た上で日本語版の作成と改変をする予定であったが、開発者より日本語版尺度がすでにあることの情報をもらい、「管理者用」と「評価者用」があり「評価者用」の日本語版オーセンティック・リーダーシップ尺度を使用することとした。 この尺度を用い、①オーセンティック・リーダーシップを発揮しているリーダーのフォロワーは組織阻害行動を取らない②組織阻害行動には心理的well-beingが関連し負の相関がある③オーセンティック・リーダーシップを発揮しているリーダーのフォロワーは心理的well-beingと正の相関がある、という仮説の検証を行うことに取り組むべく調査の準備を行なった。使用する尺度は日本語版ALQ(評価者向け)16項目(B. J. Avolio, 2007)、看護師の組織阻害行動尺度16項目(上野ら, 2019)、心理的well-being尺度43項目(西田, 2000)とした。対象者の基本属性については記述統計を行う。そして看護師が認知する管理者のリーダーシップ行動は看護師の心理的well-beingに関連し、さらに看護師の組織阻害行動に影響すると仮定した因果関係モデルへのデータへの適合度を検討することとした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
使用する尺度についてはいずれも開発者から許諾を得ており調査を実施するために所属機関の倫理審査委員会に申請し、現在審査中である。合わせて調査対象となる看護師及び准看護師1000名を選定するために、地方厚生局、医療機関届出情報データベースより医科(病院)から無作為に抽出した200施設を検討中である。昨年、一昨年と新型コロナウィルス感染症拡大に伴い研究対象となる施設はその対応で逼迫していることが推察され、研究を進めることに躊躇していたため研究を推進することに遅れが出た。
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Strategy for Future Research Activity |
所属機関の倫理審査で承認され次第、直ちに①オーセンティック・リーダーシップを発揮しているリーダーのフォロワーは組織阻害行動を取らない②組織阻害行動には心理的well-beingが関連し負の相関がある③オーセンティック・リーダーシップを発揮しているリーダーのフォロワーは心理的well-beingと正の相関がある、という仮説の検証を行うべく調査を実施する。そのために事前に準備できることとして対象施設の選定、郵送にかかる事務的手順などを行う。調査が終了すれば共同研究者とともにデータ分析を行い、今年度中には結果を導き出したいと考える。データ分析は因子構造モデルおよび因果関係モデルのデータへの適合性は、適合度指標Comparative Fit Index(CFI)とRoot Mean Square of Approximation(RMSEA)で判断し、パラメータの推定にはWeight Least Squares estimation with Mean and Variance(WLSMV)を使用する。これらの統計解析にはSPSS Satisfaction Ver.26およびMulti Plus 7.4を使用する予定である。
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Causes of Carryover |
前年度、看護管理者1000名に対して調査を行う予定であったが、未実施であった。そのため2022年では調査用作成料および郵送料100千円、データ入力料300千円 を追加することとした。2022年はその他情報収集のための学会参加2カ所160千円を使用予定である。
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