2019 Fiscal Year Research-status Report
VR・3D技術を応用した口腔ケアシミュレーションプログラムの開発とその効果
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19K19554
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Research Institution | Fukuoka Nursing College |
Principal Investigator |
秋永 和之 福岡看護大学, 看護学部, 助教 (40807103)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | VR / 口腔ケア / 教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、介助者の口腔ケア技術をバーチャルで体験できるVirtual Reality(VR)・3D技術を応用した口腔ケアのシミュレーションプログラムを開発し、そのプログラムの効果を検討することを目的として研究を開始している。2019年度は、VRで用いる動画の撮影や内容の検討を行った。また研究に必要な研究倫理審査をうけ承認された。そのためまだ研究の準備段階であることから、学会発表や論文投稿などの実績はまだ実施していない現状である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2019年度は準備の段階であり機器類の購入、動画撮影に必要な口腔に関する専門家(歯科医師・歯科衛生士)の協力を得ることができた。今後専門的な観察を含めた、口腔ケアを行う動画撮影を行うよていであったが、新型コロナ感染の拡大、緊急事態宣言が福岡県に出されたことから、密室や他者との交流を極力避けるために動画撮影など延期となっている状況にある。そのため現在は、既存の動画媒体や文献などから口腔観察に必要な項目やわかりやすい表現や動画のわかりやすい見せ方などの再度調査している状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナ感染拡大、緊急事態宣言により口腔ケアに関する動画撮影(教育動画)が延期となっているため、新型コロナの収束後早急に動画撮影を実施していきたいと考えている。 また、対象を新入生である1学年を考えており、未成年であることから、当初予定していた、保護者への研究の説明と同意に関しても取得ができなかった。学生は入学式も延期となり現在も大学投稿も延期となっていることから、その分の遅れを取り戻さなければならず、今年度予定していた対象学生に関しては負担が大きすぎることが予測できたため、来年度の1学年の学生より研究を開始することを目標とする。 そのため、2020年度は、専門家との動画の撮影を当初予定していたものよりもさらに高度な、わかりやすい内容とするために教材の作成について深めていきたいと考えている。 動画のプレテストなどについても、詳細に繰り返し行うことで教育効果が高まる教材の作成を検討している。
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Causes of Carryover |
2019年度の計画ではVRの中に組み込む動画まで作成することを目的としていた。しかし、新型コロナウイルス感染拡大により、動画を撮影することや専門家(歯科医・歯科衛生士)からのアドバイスなどの協力を得ることが困難となったため動画自体が作成できなかった。そのため学生に見せるための機器類もVRカメラヘッドは購入し数をそろえることができたが、それ以外に必要なシミュレーター関係は専門家のアドバイスを受けて選定を実施したいことから購入をしていない状況にある。2020年度専門家の協力が得られるようになってから、動画撮影に必要な、口腔が人により近いもので、なおかつ動画などで見せやすいシミュレーターを選定し購入していく予定である。
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