2019 Fiscal Year Research-status Report
慢性病者の無意識・無自覚的な経験の構造から看護介入モデルを検討する
Project/Area Number |
19K19573
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Research Institution | Dokkyo Medical University |
Principal Investigator |
戸沢 智也 獨協医科大学, 看護学部, 助教 (10822603)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 循環器病 / 現象学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、急性冠症候群を発症させた患者が、禁煙を開始・継続する経験の成り立ちや構造を記述することを目的としている。急性増悪期にある慢性病者の意思決定やその行動の成り立ちが自明となることで、患者の治療選択を含めた健康行動支援への示唆を得ることを目指している。 研究代表者が所属する機関の研究倫理審査の承認を得た後、研究協力施設に説明を行い、対象者1名の紹介を受けた。研究協力者に対して、合計2回(7月・10月)の参与観察及びインタビュー調査を行った。現在、データの整理を行っている段階であり、同時に分析手法の学習会に参加しながら現象学によるデータの捉え方を学修している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の影響もあり、研究協力施設への協力依頼及び対象者からの同意が困難な状況である。また、紹介を受けた対象者が適格条件に該当せず、当初の計画よりはやや遅れた進捗状況である。
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Strategy for Future Research Activity |
研究協力施設の拡大も視野に入れ、対象者の確保を進めていく。また、適格条件をすべて満たしていない場合でも、研究目的の達成に見合った対象者の場合には協力を依頼していく。 2020年度は、同一対象者1名からの継続調査及びデータの分析を開始するとともに、1~2名から研究協力への同意を得て、調査を開始していく。
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Causes of Carryover |
本研究課題で使用するPCを購入する予定であったが、今年度は現在使用しているPCが順調に使用できたため購入を見合わせた。次年度の作業状況により、購入を検討していく。
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