2021 Fiscal Year Research-status Report
慢性病者の無意識・無自覚的な経験の構造から看護介入モデルを検討する
Project/Area Number |
19K19573
|
Research Institution | Dokkyo Medical University |
Principal Investigator |
戸沢 智也 獨協医科大学, 看護学部, 助教 (10822603)
|
Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | 現象学 / 心臓病 / 身体 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、急性冠症候群を発症させた患者が、禁煙を開始・継続する経験の成り立ちやその構造を記述することを目的としている。急性増悪期にある慢性疾患患者の意思決定やその行動の成り立ちが自明となることで、患者の治療選択を含めた健康行動支援への示唆を得ることを目指している。 これまで研究に参加している協力者2名に対して、2018年10月~2021年12月(合計16回)の参与観察及びインタビュー調査を行い、そこで得られたデータを現象学的手法を用いて分析を行っている。現在、分析中である。 本調査による結果は、途中経過として、第17回 日本循環器看護学会学術集会、第18回 日本循環器看護学会学術集会で発表を行った。複数のインタビュー結果を統合させることで、厚みを持った経験の記述を目指していく。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19の影響で調査に滞りが生じたため。
|
Strategy for Future Research Activity |
現象学を用いた分析及び専門家との討議をすすめ、論文化を目指す。
|
Causes of Carryover |
今年度は逐語録の作成及び複数の研究会で専門家との討議による分析を行う予定であった。しかし、COVID-19の影響により、データ収集が遅れたため予定通りに進行せず、次年度使用が生じることとなった。次年度は、逐語録の作成及び専門家との分析・討議と、論文投稿に関する英文校正等に充てる計画である。
|
Research Products
(1 results)