2023 Fiscal Year Research-status Report
慢性病者の無意識・無自覚的な経験の構造から看護介入モデルを検討する
Project/Area Number |
19K19573
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Research Institution | Dokkyo Medical University |
Principal Investigator |
戸沢 智也 獨協医科大学, 看護学部, 講師 (10822603)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 現象学 / 循環器 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、急性冠症候群を発症させた患者が、禁煙を開始・継続する経験の成り立ちやその構造を記述することを目的としている。急性増悪期にある慢性疾患患者の意思決定やその行動の成り立ちが自明となることで、患者の治療選択を含めた健康行動支援への示唆を得ることを目指している。 これまで研究に参加している協力者2名に対して、合計16回の参与観察及びインタビュー調査を行い、そこで得られたデータを現象学的手法を用いて分析を行っている。 本調査による結果は、途中経過として、第17~20回 日本循環器看護学会学術集会、第5回 国際ケアリング学会で発表を行った。 現在、複数のインタビュー結果を統合させ、厚みを持った経験の記述を目指した分析を実施している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVVID-19禍における対象者の選定及びデータ収集に時間を要したため。
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Strategy for Future Research Activity |
データ分析会の定期的な開催及び参加をする。
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Causes of Carryover |
2023年度は論文作成ができなかったため、次年度使用が生じた。 2024年度には、分析に要する資料・資材の準備、分析会への参加に関する旅費、投稿及び英文校正に要する費用などに使用する。
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