2022 Fiscal Year Research-status Report
依存症予備軍に対する保健師向け行動変容面接技術教育プログラム開発と評価
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19K19754
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Research Institution | National Defense Medical College |
Principal Investigator |
瀬在 泉 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 准教授 (40736956)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 動機づけ面接 / 看護職 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年は本研究の中核的スキルとなる「動機づけ面接」が、行動変容に結びつく言葉を引き出しているのかを実験的な手続きによって検証し報告した。「動機づけ面接」の中核的スキルは、スマートフォン使用問題の改善の必要度と重要度、問題の重症度、面接者の違い、条件提示順、に左右されず、スマートフォン使用についての行動変容に向かう言語を引き出すスキルであることが証明された。 依存の中でも看護職にとって最も身近である禁煙をテーマに、日本禁煙学会誌を通じて看護職への禁煙支援面接を振り返るための解説を提示した。 第81回日本公衆衛生学会にて公募シンポジウム「子どもたちのスマートフォン依存を予防するために-今、私たちができること-」を座長として企画、研究者・学校薬剤師・保健師・スクールカウンセラーの方々からの提案・討議を行った。 書籍 代替行動の臨床実践ガイド:「ついやってしまう」「やめられない」のやり方を変えるカウンセリングの中で、「喫煙-一人で我慢を手放すことから始める」の章を担当、執筆した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナによる行動制限により本年度も集合形式の研修会を開催することが難しい状況であった。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究最終年となるため、これまで看護職に実施した禁煙支援研修会の長期的効果を検討する。また、Web上で動機づけ面接を活用した依存の問題を抱えるクライアントのためのプログラムについて、検討の準備を始める。
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Causes of Carryover |
2022年で研究が終了しなかったため、研究期間を延長し引き続き遂行する。
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Research Products
(8 results)