2021 Fiscal Year Research-status Report
屋外環境における幼児のLight Touchの研究ー探索行為の性質と生態学的制約
Project/Area Number |
19K20644
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Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
山崎 寛恵 東京学芸大学, 教育学部, 研究員 (40718938)
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Project Period (FY) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | アフォーダンス / 触 / 環境 / 探索 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,手の接触,全身の組織化,行為水準での環境要因の3つの関係性を量的・質 的に示すことで,乳幼児期の環境に対する機能不明瞭な接触の特性を明らかにし,そのような接触が,知覚-行為の環境に対する非適合性(ずれ)によってもたらされる探索行為であるという仮説検証を目的とするものである。 新型コロナウイルス感染症の影響で、予定していたデータ収集が困難となったため、二年目以降の計画の見直しを行った。当初は研究参加者である乳幼児にウェアラブル機器を装着することを計画の一部としていたが、計画1の「屋外環境における手の接触の全体的把握」および計画2の「屋外環境における手の形態による接触の機能的分類」に絞ることとし、ビデオカメラによる観察研究に切り替えた。 研究三年目にあたる令和3年度は、前年度までに収集していたデータの不足分を補うため、乳幼児施設でのフィールドワークを複数回実施した。これにより、計画1・2のためのデータ収集を完了した。フィールドワークと並行して、アフォーダンス理論に関連するオンライン研究会を定期的に開催し、収集した動画データに対する分析方法を検討した。また、データ収集が困難となった計画3「屋外環境での幼児の姿勢動揺と手の接触力の関係についての生態学的把握」に関連するものとして、手の接触や幼児期の探索行為に関する先行研究のレビューを行った。 これらの成果の一部を、日本生態心理学会第9回大会シンポジウムで報告した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染症の影響により、計画2年目にデータ収集ができず、計画がずれこんでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
県k乳期間を1年延長し、最終年度となる今年度は、これまでに分析・収集したデータをまとめ、論文および学会で成果を公表する。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルス感染症の影響により、研究計画がずれこみ、論文投稿や学会発表に要する経費を繰り越しており、令和4年度の成果発表での支出を予定している。
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Research Products
(2 results)