2020 Fiscal Year Research-status Report
国際協奏型プロジェクトによる空間的療養効果の高いアートインホスピタルモデルの開発
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19K21616
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Research Institution | Sapporo City University |
Principal Investigator |
山田 良 札幌市立大学, デザイン学部, 教授 (00452988)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
定廣 和香子 札幌市立大学, 看護学部, 教授 (60299899)
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Project Period (FY) |
2019-06-28 – 2022-03-31
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Keywords | Art in Hospital / Action Research / 国際協奏 / デザイン看護学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、国際協奏型Art in Hospitalプロジェクトを通して、空間的療養効果を重視したArt in Hospital モデルを開発し、わが国におけるArt in Hospitalの普及要件を抽出することである。 2020年度は、Art in Hospitalの展示計画について、モックアップを使用しながら照明計画・映像撮影および編集の試行を実施した。ライティングによる効果、また映像撮影とそれらの編集を行い、実際に展示会場を訪れることが難しい療養者へのプレゼンテーションを見据えた。ただし、2020年度はCovid-19の影響により、病院での実地検討ならびにデザインは自粛せざるを得なかった。この間、将来を見据えた作品等をアート イン ホスピタルのモデルケースとすることを前提として、検討・デザインした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究は、COVIDー19のパンデミックにより、国際活動及び病院での活動に著しく制限が生じた。2021年5月現在、設 計画、北方 でのフィールドワークを休止している。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度もCOVIDー19によるパンデミックの影響を受ける可能性があるため、各国 での準備及び遠隔方式により北欧諸国の病院、大学と共同する方略を討する。(フィンランド、ラップランド大学の地域は、病院 が少なく、フィンランドの病院アートは、北欧の中ではまだ発展途上にあることを確認した。病院アートを早期から導入しているデンマーク、ノルウェーでの実施の可能性も模索中である。)また、看護系の国際学術集会に遠隔参加し、研究者らの活動を世界の病院関係者と共有することを通して、国際的な展開方略を模索している。作品設 自体は、現地で行う必要があるため、パンデミックの 束に合わせて、活動を再開する予定である。
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Causes of Carryover |
COVIDー19流行により、海外渡航によるフィールド調査 、打ち合わせにかかる 費用、日本国 の病院訪問による作品設置が中止となったため、2021年度にパンデミックが 束した場合に使用する。流行状況を見極めて進める。
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