2019 Fiscal Year Research-status Report
Development of evaluation tools on child development to ensure capability among preschool children in Asia
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19K21756
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
友川 幸 信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (30551733)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
朝倉 隆司 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (00183731)
竹内 理恵 長崎大学, 熱帯医学研究所, 客員研究員 (00623084)
渡辺 隆一 信州大学, 教育学部, 特任教授 (10115389)
城川 美佳 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 講師 (10177785)
秋山 剛 長野県看護大学, 看護学部, 准教授 (20579817)
友川 礼 松山東雲短期大学, その他部局等, 講師 (50796034)
小林 潤 琉球大学, 医学部, 教授 (70225514)
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Project Period (FY) |
2019-06-28 – 2022-03-31
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Keywords | 開発途上国 / 発育発達評価 / アジア / アフリカ / 就学前教育 / ケイパビリティ |
Outline of Annual Research Achievements |
初年度(令和1年)は、アジアの開発途上国の就学前の子どもの発育発達の評価活動の現状と課題の解明を目的として調査を実施した。具体的には、1)日本と開発途上国の子どもの発育発達評価に関する文献レビューの実施、2)対象国(フィリピン、ネパール、ラオス)において、発育発達評価に関する文献検討を実施した。なお、当初、研究対象として想定していたタイについては、調査の協力者が急病により、調査の実施が困難になったため、新しい研究協力者を探しているところである。1)文献レビューは、現在、文献の収集と分析を行っている。また、2)対象国での文献検討に関しては、対象国の保健・教育省が発行する政策・ガイドライン等を分析し、就学前の子どもの発育発達について、評価の実施者、実施期間、対象者、評価項目、実施方法、取得データの活用方法等について把握する調査を行った。また、対象国で発行されている就学前教育における発育発達評価に関連した文献等の収集も行った。また、ラオス及びネパールでは、国と首都県、地方の行政職員に対する聞き取り調査を行い、a)実施しているスクリーニング活動の情報について、対象、内容、時期、方法、評価項目、データの活用の仕方、b)成功事例と課題(その理由)、将来的なニーズ等、c)発育発達評価の活動が親と子どもに与える効果・影響:教育・保健・心理社会・経済的効果等について回答を得た。現在、得られた情報を分析中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初、調査を予定していた国(タイ)では、研究協力者が急病のため、調査の実施が困難になった。現在、新しい研究協力者を探しているところである。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、新型肺炎などの影響で、海外に渡航することが困難であることが予測される。そのため、現地の研究協力者と連携しながら、遠隔で調査を進めていけるように工夫していきたいと考えている。
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Causes of Carryover |
2019度後半に、コロナ感染が蔓延し、海外渡航を伴う研究調査が実施できなくなったため、次年度使用額が生じた。今後、感染の終息の様子をうかがいつつ、2019年度に予定した調査を2020年度に実施していく予定である。
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Research Products
(6 results)