2021 Fiscal Year Research-status Report
AI霊長類学者の誕生を目指した行動観察システムの確立
Project/Area Number |
19K22456
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
山田 一憲 大阪大学, 人間科学研究科, 講師 (80506999)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久保 明教 一橋大学, 大学院社会学研究科, 准教授 (00723868)
寺田 和憲 岐阜大学, 工学部, 准教授 (30345798)
上野 将敬 近畿大学, 総合社会学部, 講師 (30737432)
|
Project Period (FY) |
2019-06-28 – 2023-03-31
|
Keywords | ニホンザル / 個体識別 / 深層学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
野生ニホンザルをスマートフォンで撮影することで、個体の名前や特徴が表示されるシステムの構築を目指している。岡山県真庭市に生息している勝山ニホンザル集団の個体を対象に、画像データを収集して、識別器の作成を進めている。現時点で、51頭の成体メスに関して高い水準で識別ができるようになった。しかし集団に所属するすべての成体メスの識別が可能になったわけではないため、画像データの収集を進めたが、新型コロナウイルスの流行により、十分なデータを収集することができなかった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
すべての成体メスの識別が可能になるための、十分な画像データが収集できなかった。
|
Strategy for Future Research Activity |
勝山ニホンザル集団のすべての成体メス(73頭)を識別できるよう、フィールド調査をおこない十分な画像データを収集することと、識別器の精度向上をめざす。
|
Causes of Carryover |
新型コロナウイルス流行のため、フィールドワークが十分に実施できず、試料収集が不十分であったため、期間を延長して調査を継続するため。
|
Research Products
(5 results)