2021 Fiscal Year Annual Research Report
破骨細胞が制御する骨髄老化機構の解明と造血機能の若返りへの応用
Project/Area Number |
19K22727
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Research Institution | Tokyo Dental College |
Principal Investigator |
溝口 利英 東京歯科大学, 歯学部, 准教授 (90329475)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
東 俊文 東京歯科大学, 歯学部, 教授 (00222612)
荒井 敦 松本歯科大学, 歯学部, 准教授 (00532772) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2019-06-28 – 2022-03-31
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Keywords | 破骨細胞 / 脂肪細胞 / 副甲状腺ホルモン / 骨芽細胞 / 骨髄 |
Outline of Annual Research Achievements |
加齢により、骨髄の造血能が低下することが報告された。理由として、骨髄の脂肪細胞の増加が挙げられるが、そのメカニズムは不明である。これまでに我々は、骨を吸収する破骨細胞が、脂肪細胞の分化を誘導する可能性を示す所見を得ていた。そこで本研究では、破骨細胞の脂肪細胞分化誘導メカニズムを明らかにすることを目的とした。研究期間を通して、破骨細胞の血管との連関、および骨粗鬆症治療薬(PTH)の脂肪細胞分化に対する影響に関する新規知見を得ることができた。PTHの脂肪細胞分化に及ぼす作用に関しては原著論文にまとめて成果を報告した。また、骨芽細胞および脂肪細胞の分化を調節することが予想される分子がPTHにより骨幹細胞で発現上昇することを見出している。
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