2019 Fiscal Year Research-status Report
Associations between maternal circadian rhythm, daily eating schedules and nutritional metabolism during pregnancy.
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19K22741
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
春名 めぐみ 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (00332601)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
米澤 かおり 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (20791388)
笹川 恵美 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (90757270)
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Project Period (FY) |
2019-06-28 – 2022-03-31
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Keywords | 妊娠 / 概日リズム / 糖代謝 / 脂質代謝 / 食事摂取 / 体重 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究チームを立ち上げ、妊婦の概日リズムや食事摂取時間のパターンについての文献レビューを行い、それをもとに調査票を作成し、調査方法の検討を行った。妊娠初期での脂肪の蓄積により母体体重が増加し、妊娠中期以降の蓄積した脂肪の分解が活性化され、胎児の成長や産後の母乳分泌を促進することが報告されているため、妊娠前期・後期での代謝メカニズムの違いを考慮し、できるだけ妊娠各期、産後での調査が行えるように調査を計画した。また食事摂取をどう定義するかをはじめ、食事摂取時間、一日の最初の食事から最後の食事までの時間間隔 (eating duration)についての測定方法を検討した。糖代謝・脂質代謝を評価するバイオマーカーを選定し、実施可能なサンプリング時期や方法を検討し、研究プロトコールの作成を行った。妊婦健康診査毎の体重、検査結果、既往歴、妊娠合併症や出産時・産後の状況は診療録から情報を得るとともに、属性、健康行動(食事摂取頻度調査・日常生活習慣・睡眠時間・身体活動量・活動パターンなど)については妥当性が検証された尺度およびオリジナルに作成した質問を含む質問票を用いた調査を計画した。調査協力が得られる産科医療施設において複数回の話合いを行い、調査実施に向けてのフィールド調整を行い、医学部・医学系研究科の研究倫理審査委員会での承認を得て、3月よりパイロット調査ならびにリクルート及びサンプリング・調査を開始した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究プロトコールの作成とフィールド調整を行い、当初の予定より1か月ほどの遅れではあるが、倫理審査委員会での承認を得て年度内に調査開始ができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度に入り、新型コロナウィルス感染症の拡大の影響から調査の中断ならびに再開・継続が困難となることも考えられるため、調査フィールドとの連携を図りながら、調査方法の変更などの検討を行っていく。
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Causes of Carryover |
年度内にフィールド調査を開始できたものの、当初の予定より1か月ほど遅れたため、予定していた物品費・旅費・人件費・その他の経費は次年度に繰り越すことになった。
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