2020 Fiscal Year Research-status Report
xploring the Factors for the Improvement of the screening rate for Colorectal Cancer among Japanese
Project/Area Number |
19K22764
|
Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
木下 由美子 宮崎大学, 医学部, 教授 (30432925)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岸本 淳司 九州大学, 大学病院, 准教授 (00317322)
宮園 真美 福岡看護大学, 看護学部, 教授 (10432907)
樗木 晶子 九州大学, 医学研究院, 教授 (60216497)
伊豆倉 理江子 九州大学, 医学研究院, 学術研究員 (80805292)
金岡 麻希 宮崎大学, 医学部, 准教授 (50507796)
諸隈 誠一 九州大学, 医学研究院, 教授 (50380639)
遠山 岳詩 九州大学, 大学病院, 医員 (00828197)
|
Project Period (FY) |
2019-06-28 – 2022-03-31
|
Keywords | 大腸がん / スクリーニング / 影響要因 / 国際比較 / JSTAR |
Outline of Annual Research Achievements |
日本の大腸がんによる女性の死亡数は第1位、男性は第3位(2015年)である。がん対策基本計画で検診率50%以上を目指して長年対策が取られてきたが、日本 の大腸がん検診の受診率は、男性41.4%、女性34.5%(40~69歳)(2015年)と改善は見られず、欧米の50~70%に比べてもかなり低い。また、「第2期がん対策推進基本計画」の目標:がん死亡20%減は未達成であり、がん検診受診率向上の対策の必要性はますます強調されている。がんの中でも大腸がんは定期的なスクリーニング検査により死亡率を低下させることが可能であり、がんスクリーニング検査の受診率を向上させる革新的な方法 探索に関する研究は急務である。 今回、Global Aging Dataをを利用して、日米英のがんスクリーニング検査受診の影響要因を分析し比較する。次に、②BRFSS(USA)データにより、日系米国人と日本人(申請者日本語版作成後調査)の検査受診の影響要因比較を試みる。さらに、③大腸がん患者に対して、アンケ-ト調査を行い、検査受診の影響要因や受診の有無による成り行きの違いについて解析する。 これらGlobal Aging Dataの比較と患者への調査により、今まで改善できなかった日本人のがんスクリーニング検査受診率向上にむけた影響要因を探索することが本研究の目的である。 現在、Global Aging Dataを申請して、JSTAR(日本)のデータを取り寄せたためがんスクリーニング検査受診の影響要因を探索する。② BRFSS(USA)データにより、日系米国人と日本人(申請者日本語版作成後調査)の検査受診の影響要因比較を試みる予定である。③大腸がん患者400名にアンケート調査を実施したため、検査受診の影響要因や受診の有無による成り行きの違いについて解析する。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究では、①Global Aging Dataを申請して、JSTAR(日本)のデータを取り寄せた。先に乳がんスクリーニング検査の影響要因日米比較をハワイ大学にて分析中を終え、論文執筆中である。② BRFSS(USA)データにより、日系米国人と日本人(申請者日本語版作成後調査)の検査受診の影響要因比較を試みる予定であるが、進行がやや遅れている。③大腸がん患者400名にアンケート調査を実施したため、検査受診の影響要因や受診の有無による成り行きの違いについて解析中である。新型コロナウイルス感染症による学部教育の負担が大きく、本研究は予定よりやや進捗が遅れている。
|
Strategy for Future Research Activity |
今後は、①Global Aging Dataを利用して日米英国の大腸がんスクリーニング検査受診の影響要因を探索する。先に乳がんスクリーニング検査受診の影響要因の日米比較を行い論文執筆中である。②BRFSS(USA)データにより、日系米国人と日本人(申請者日本語版作成後調査)の検査受診の影響要因比較を試みる。さらに、③大腸がん患者400名に、アンケート調査を実施し、検査受診の影響要因や受診の有無による成り行きの違いについて解析中であり、紙上発表する。
|
Causes of Carryover |
郵送調査が延期となり、費用を繰り越したため次年度使用額が生じたが、本年度実施予定である。
|
Research Products
(1 results)