2019 Fiscal Year Research-status Report
A Research on Pupils' Motivation to Foreign Language From the Perspective of Educational Psychology
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19K23336
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Research Institution | Joetsu University of Education |
Principal Investigator |
染谷 藤重 上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 助教 (90837163)
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Project Period (FY) |
2019-08-30 – 2021-03-31
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Keywords | 動機づけ / 自己決定理論 / 基本的心理欲求理論 / 有機的統合理論 / 内発的動機づけ |
Outline of Annual Research Achievements |
自己決定理論における基本的心理欲求充足・阻害に関するアンケート及び有機的統合理論におけるアンケートを小学校高学年児童に対して実施し、その結果を分析した。分析の結果、高学年児童の外国語の授業における3欲求(自律性・有能性・関係性)の欲求充足が、内発的動機づけを正に予測し、欲求阻害が負に予測することが証明された。これは、外国語の授業における授業動機づけが学習動機づけに及ぼす影響の一端を証明することができたと考えられる。 これらの結果は、小学校英語教育学会(JES)や大学英語教育学会(JACET)などで発表された。また、JACET中部地区紀要やJACET Journalなどの学会誌に掲載された。学内紀要などでも結果の配信を行い今後の研究の重要性なども示唆することができた。 今後は、内発的動機づけへの影響のみでなく、外発的動機づけの下位区分である同一視的調整・取り入れ的調整・外的調整などへの影響の有無を検討することによって、児童の外国語教育における動機づけに関して更なる知見が得られると確信する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2020年2月及び3月に実施を予定していた調査が、新型コロナウイルスの影響でできなくなってしまったことにより、再調査の日程を検討中であるため、おおむね順調に進展しているという評価になった。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年2月及び3月に実施を予定していた調査が、新型コロナウイルスの影響でできなくなってしまったことにより、再調査の日程を検討中である。その調査を行うために現在、研究協力をしていただいている学校との話し合いを進めている。 話し合いを行い、調査を行うことができ次第、結果の分析を行う予定である。その結果を国内外のジャーナルなどに投稿を行うことを検討している。
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Causes of Carryover |
年末に調査研究に行くために残していた旅費が、新型コロナウイルスの影響により調査が中止になったため。 今年度、再度調査を行うため、そのための旅費として用いる予定である。
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