2019 Fiscal Year Research-status Report
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19K24047
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
橋本 聡華 東京医科歯科大学, 医学部附属病院, 助教 (40848347)
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Project Period (FY) |
2019-08-30 – 2021-03-31
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Keywords | てんかん / イメージング / アストロサイト |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究はてんかん病態のメカニズムとして、アストロサイトとトリプトファン代謝に注目した研究である。これまではセロトニン代謝とアストロサイトの浸透圧調整の関連を検証し、アストロサイト内のセロトニン濃度の上昇とグリコーゲンの分解の促進がアストロサイトの機能異常につながることを示してきた。 しかしながらトリプトファンの代謝経路はセロトニン経路とキヌレニン経路に大別され、セロトニン経路と同様に、キヌレニン経路は古くよりてんかん病態との関連を報告されている代謝経路である。キヌレニン経路の代謝産物には、proconvulsantとして知られるキノリン酸、anticonvulsantとして知られるキヌレニン酸などが含まれるからである。当初は現時点のデータでの論文化を検討し進めていたが、論文作成を進めるにあたってのdiscussionおよび学会発表を通じてのfeedbackから、キヌレニン経路に関する検討を追加する方針となった。よって2019年度は論文作成をすすめると同時にキヌレニン経路に関する検討を開始した。 新たな検討にはマウスの新たな繁殖も必要となり、いまだ実験の途中であるが、COVID-19の影響により動物実験の進行が難しくなっている。今後はCOVID-19が落ち着き次第早期の実験再開を目指す。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19の影響により動物実験の進行が難しくなっている。
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Strategy for Future Research Activity |
COVID-19が落ち着き次第実験を早期に再開する。
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Causes of Carryover |
COVID-19の影響で動物実験を一時ストップせざるを得なくなったため。
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Research Products
(3 results)