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2019 Fiscal Year Research-status Report

腹部外科的切除術を受けるがん患者の健康リテラシー・身体活動と術後の予後の関連

Research Project

Project/Area Number 19K24279
Research InstitutionAkita University

Principal Investigator

岩倉 正浩  秋田大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (30851802)

Project Period (FY) 2019-08-30 – 2021-03-31
Keywords健康リテラシー / 身体活動 / がん / リハビリテーション
Outline of Annual Research Achievements

本研究は、外科的切除術を受けるがん患者を対象に、手術前の健康リテラシー(健康に関する情報を入手し、理解し、利用する力)と身体活動レベル(体をどれだけ動かしているか)が手術後の予後(在院日数や手術後の合併症など)に与える影響を検証することを目的としている。現段階では、解析が行うことが可能な症例数が集まっていないため、明確な結果・実績を示すことは困難である。しかし、がんの外科的切除術を受ける患者の手術前の健康リテラシーは低下している患者が多い印象である。また、手術前の期間では身体活動レベルが低下している患者も多い印象である。
手術後の身体活動レベルの推移は、手術後2~3日程度までは非常に低い状態が続き、その後徐々に改善する傾向が見られている。ただし、退院時点においても、病院内での身体活動レベルは不十分である症例が多く、入院中の身体活動レベルを推奨レベルまで引き上げるための取り組みの必要性や、退院後の身体活動レベルや運動に関する指導の重要性、退院後の外来でのリハビリテーション継続の必要性を示唆するもの考えられる。
加えて、現段階では、手術後の合併症を生じた症例が存在しないため、手術前の健康リテラシーと身体活動レベルが手術後の合併症にどのように影響するかは不明である。また、手術前の健康リテラシーと身体活動レベルが在院日数に与える影響も今の所不明である。
今後は症例数を増やすことで、今得られている仮説が正しいかどうかを検証していく予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

倫理審査の承認が遅れ、データ取りを開始したところである。現在のところ対象者数の蓄積のペースは概ね順調である。

Strategy for Future Research Activity

引続き、症例数の蓄積を続け、中間解析も随時行っていく。
また、研究結果に関しても随時可能な形での公表を行なっていく準備を進める。

Causes of Carryover

倫理審査の承認が遅れたため、研究開始が遅れたため、学会参加等の旅費としての支出が不可能であった。
また残額が1万円以下と、必要物品を購入するためには不足したいたため。
次年度では、必要物品購入費または英文校正費や医学雑誌での掲載料などに利用していく予定である。

URL: 

Published: 2021-01-27  

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