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2020 Fiscal Year Research-status Report

腹部外科的切除術を受けるがん患者の健康リテラシー・身体活動と術後の予後の関連

Research Project

Project/Area Number 19K24279
Research InstitutionAkita University

Principal Investigator

岩倉 正浩  秋田大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (30851802)

Project Period (FY) 2019-08-30 – 2022-03-31
Keywords消化器がん / 健康リテラシー / 身体活動 / 術後合併症
Outline of Annual Research Achievements

本研究では、消化器がんを有し、切除術を予定している患者を対象に、術前の健康リテララシー(健康情報を取得、理解し、活用する力のこと)と身体活動(日常的にどの程度体を動かしているか)の状況を調査し、これらが手術後から退院までに生じる合併症や手術前後の身体機能・QOL(生活の質)の変化にどのように影響を与えているかを、単施設の前向きコホート研究で検証している。

現在は、症例を集積しているところである。感染症流行の影響により、手術件数が例年よりも減少していることから、症例集積が遅れているが、72名程度までフォローアップが終了している。今後は、90から100名程度まで症例の集積を続け、その後に統計解析に移る予定である。現時点では統計学的な解析は行なってはいないが、健康リテラシーが低下している患者数は多いこと、身体活動も低下している患者数も多い傾向が示されている。また、術後合併症が生じた対象者では、退院時の身体活動やQOLが低くなる傾向も見られている。

解析計画としては、術後の合併症の有無、術前後の身体機能・生活の質の変化量などを被説明変数、術前の健康リテラシーの低下の有無、または、術前の身体活動低下の有無を説明変数、その他の交絡因子も説明変数として加えたロジスティック回帰分析などを用いて、統計学的・臨床的な視点から術前の健康リテラシーと身体活動の低下が術後の経過に与える影響を検証していきたいと考えている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

感染症流行のため、手術件数が例年よりも減少しているため。

Strategy for Future Research Activity

今後は、90から100名の症例数を目標に9月末あたりまで症例集積を継続する予定である。症例集積が完了後に解析、学会発表または論文発表を通して研究成果を広く社会に還元する予定である。

Causes of Carryover

理由:感染症流行のため、例年よりも手術件数が減少し、計画よりも症例集積に時間を要したため。
使用計画:9月末をめどに症例集積を完了し、その後、統計解析、論文発表などに移る予定である。
次年度使用額は、9月以降の論文執筆・投稿の際に英文校正費や掲載料・Openアクセスとするための費用として利用する予定である。

URL: 

Published: 2021-12-27  

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