2020 Fiscal Year Annual Research Report
Development of evaluation of tissue adhesion around knee joint using ultrasonography
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19K24282
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| Research Institution | Shinshu University |
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Principal Investigator |
北川 孝 信州大学, 学術研究院保健学系, 助教 (10848922)
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| Project Period (FY) |
2019-08-30 – 2021-03-31
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| Keywords | 超音波画像 / 膝関節 / 拘縮 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、膝関節をターゲットとし、超音波画像を用いた関節周辺軟部組織の柔軟性の評価方法の定量化、ならびにそれらに対する徒手療法および物理療法による効果・影響の検証を目的としていた。
膝蓋下脂肪体と呼ばれる膝関節周辺の生体力学や疼痛に関与しているとされる組織に対して、申請者らが以前に開発した方法で柔軟性の評価を行い、徒手療法、物理療法、ならびに対照群との3つに群分け介入・観察を行い、その効果を比較検証することができた。結果としては、従来臨床の現場で有用とされていた各手法も、超音波画像を用いた評価のもとでは十分な効果があるとは言えず、現場では主観的な評価によりその治療介入効果を過大評価している可能性が示された。他方、中長期効果の検証までは行えていないため、今後は介入方法を修正しての検討も臨まれるところである。本研究の成果は、現在海外ジャーナルに投稿中であり、2021年度中には出版により研究実績を外部へ公表することが可能な見込みである。
他方、当初は地域在住高齢者も対象に類似の方法にて効果を検証していく予定であったが、新型コロナウイルス感染症の影響により、それまで行えていた地域レベルでの研究活動・データ収集活動がほぼ不可能となってしまい、予定研究期間中に実験を行うことができなかった。今後、感染状況を見ながらにはなるが、地域での研究活動の再開の目処が立てば、また未検証である実験を遂行していきたいと考えている。
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