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2019 Fiscal Year Research-status Report

水球競技における立ち泳ぎ (巻き足) 動作の推進力を高めるためには?

Research Project

Project/Area Number 19K24290
Research InstitutionInternational Budo University

Principal Investigator

川合 英介  国際武道大学, 体育学部, 助教 (10847924)

Project Period (FY) 2019-08-30 – 2021-03-31
Keywords水球 / 巻き足 / 圧力分布分析 / 動作分析 / 流体力
Outline of Annual Research Achievements

本研究プロジェクトでは,大学男子水球選手を対象に,上級者の特徴から巻き足(立ち泳ぎ)における推進力向上のための指導観点(実践的示唆)を導き出すことを目的とし,2019年度は特に,必要な実験機器を揃え,データを収集するための解析システムを構築することに注力した.
本研究プロジェクトの目的を達成する上で重要となる分析項目は,巻き足中の足部で発揮される流体力(合力および推進力)と下肢(特に足部)のキネマティックデータ(速度,迎角,流入角など)である.これらの項目を計測・分析するためには,圧力分布計測機器を用いた流体力分析システムと水中モーションキャプチャーを用いた動作分析システムの2つを併用した新たな解析システムを構築する必要がある.そのため,必要な機器を揃えるとともに,それらを同期させた上で上手くデータが収集できるのかどうかを確認する使用テストを実施することが本格的なデータ収集を行っていく上で非常に重要であった.
テストの結果,2つの分析システムを同期させた新たなシステムが問題なく動作することが確認された.また,少人数ではあるが,実際の選手を対象に,本実験を想定した設定での予備的なデータも収集することができた.その中で,流体力分析における有線圧力センサのケーブルの取り回しや動作分析におけるLED発光マーカーの貼付位置を確認できたことは大きな収穫であった.今後はこれらの成果をもとに,システムや実験設定の最終調整を行い,本格的なデータ収集に移っていく予定である.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

当初の研究計画通りに,2019年度内に必要な実験機器を揃え,2つの分析システム(圧力分布計測機器を用いた流体力分析システムと水中モーションキャプチャーを用いた動作分析システム)を同期させた上での使用テストを実施することができた.また,少人数ではあるが,実際の予備的データも収集することができ,2020年度の本格的なデータ収集に向けた準備が整った.

Strategy for Future Research Activity

2019年度内に必要な実験機器が揃い,2つの分析システム(圧力分布計測機器を用いた流体力分析システムと水中モーションキャプチャーを用いた動作分析システム)を同期させた新たなシステムが問題なく動作することが確認されたため,今後は本格的に巻き足中の流体力と下肢のキネマティックデータを収集していく.また,得られた研究の成果は,国内の関連学会で発表する予定である.

Causes of Carryover

圧力分布計測機器一式を購入するために,2020年度の予算を一部2019年度に前倒しして請求したが,想定よりも機器を安価で購入できたため差額が生じた.次年度は,必要な分析ソフトや圧力センサといった消耗品の購入に予算を使用する予定である.

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Published: 2021-01-27  

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