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2019 Fiscal Year Research-status Report

水田環境の変化が大型糞虫の生息環境に及ぼす影響と糞虫食との相互関係の解明

Research Project

Project/Area Number 19KK0024
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

百村 帝彦  九州大学, 熱帯農学研究センター, 准教授 (80360783)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 細谷 忠嗣  九州大学, 持続可能な社会のための決断科学センター, 准教授 (90467944)
田川 一希  鳥取短期大学, その他部局等, 助教 (90830399)
Project Period (FY) 2019-10-07 – 2023-03-31
Keywords糞虫 / ラオス / タイ
Outline of Annual Research Achievements

2019年度は、大型糞虫類の生息状況と糞虫食の概要を把握することを目的として、ラオスの対象地域における踏査調査の実施を年度末(2020年3月)に予定していた。しかし、新型コロナウィルスの影響で、直前になって渡航中止を判断せざるを得ず、当該年度の踏査調査を見送ることとした。
またラオスとタイにおける昆虫食の概要を把握することを目的として、Web等を中心に文献収集を進めた。しかしWebベースによる英語文献では、情報量が非常に限定的でしかない。今後はタイ・ラオス側のカウンターパートの協力による現地語での文献調査を進めていく必要がある。
糞虫の村落住民の利用実態を明らかにすることを目的として、ローカル市場聞き取り調査の一部を、2020年2月にタイ北部のチェンラーイ県において実施し、ローカル市場での糞虫の存在を確認した。水牛の少ないタイ北部ではあまり見られないと予想していた大型糞虫が、チェンラーイ市内の市場でも見ることが出来た。今後、タイ北部での生息状況についても、より詳細に把握する必要も検討する必要がある。
糞虫食の実態と大型糞虫類の生息状況の把握やその移り変わりを把握することを目的とした、村落レベルアンケート調査実施のため、タイ側ラオス側のカウンターパート機関との現地での打ち合わせのうち、2019年度はラオス側での打ち合わせを予定していた。しかし上述同様の理由で現地渡航が出来ず、実施を見送らざるを得なくなった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

年度末に予定していたラオスへの現地調査が、コロナウィルスの影響により中止せざるを得なくなった。

Strategy for Future Research Activity

2020年度においても、コロナウィルスの影響で現地調査の実施が不透明な状況である。大型糞中を多く観察できる時期は乾季の後半(2月~5月)であるが、今年度の前半は調査ができる環境になく、年度後半(2-3月)に調査を実施するようにする。市場調査においては、雨季でも可能であり、8-11月の間での実施を検討したい。

Causes of Carryover

2019年度に予定していたラオスへの海外渡航がコロナウィルスの影響で中止となったことで、予算執行が円滑にできなかった。中止した海外渡航を2020年度に執り行うことを予定している。

URL: 

Published: 2021-01-27  

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