2021 Fiscal Year Research-status Report
水田環境の変化が大型糞虫の生息環境に及ぼす影響と糞虫食との相互関係の解明
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19KK0024
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
百村 帝彦 九州大学, 熱帯農学研究センター, 教授 (80360783)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
細谷 忠嗣 九州大学, 比較社会文化研究院, 特任准教授 (90467944)
田川 一希 宮崎国際大学, 教育学部, 講師 (90830399)
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Project Period (FY) |
2019-10-07 – 2023-03-31
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Keywords | 糞虫 / ラオス / タイ / 昆虫食 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度においても、大型糞虫類の生息状況と糞虫食の概要を把握することを目的として、ラオス・タイの対象地域における踏査調査の実施を予定していたが、新型コロナウィルス感染症の影響で海外渡航が叶わず、当該年度の踏査調査も見送らざるを得なかった。 このため、次善の策として、ラオス国立大学の研究者への委託調査を検討した。ラオスの首都近郊で販売されている昆虫食のデータを把握するため、ラオス国立大学の海外共同研究者に対して、委託の上で調査を行うことを依頼し、複数回にわたって調査方法について議論を行った。 日本側研究チームの打ち合わせも、新型コロナ感染ウィルス感染症を考慮し、オンラインにおいて数度行うとともに、九州大学にて対面の打ち合わせを一度、行った。現地調査が限定される中、従前行った調査結果をもとに、論文の投稿化を進め、年度末には完成を見ることとなった。 また2021年8月に、九州大学アジア・オセアニア研究教育機構のQ-AOSブラウンバッグセミナーとして「新食品素材・マイナーサブシステンスとしての昆虫食:昆虫食は人類を救うのか?」と題して講演を行った。また同月、九州大学大学院農学研究院昆虫科学新産業創生研究センター主催の公開シンポジウム「昆虫が導く次世代の食生活」において、研究代表者を含む参画者が発表するとともに登壇し、昆虫食に関する議論を行った。 またラオスとタイにおける昆虫食の概要を把握することを目的として、Web等を中心に文献収集を継続して進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染症の影響で、予定していたラオス・タイへの現地調査が引き続いて中止せざるを得なくなり、現地の実態を把握することが困難な状況である ため。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度においても、コロナウィルスの影響で現地調査の実施が不可能であった。2021年度においても、新型コロナウィルス感染症の影響が出ることは諫めず、海外共同研究機関による委託調査を取り入れることを検討しなければならない。 2021年度後半に渡航が可能であれば、ラオス・タイでの現地調査を海外共同研究機関と合同で実施する。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルス感染症が継続して蔓延していたため、海外渡航が困難なことが予想されており、予算の執行額を大幅に減らした。
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Research Products
(1 results)