2022 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19KK0061
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Research Institution | Kansai University of International Studies |
Principal Investigator |
芦沢 真五 関西国際大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (00359853)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 利枝 独立行政法人大学改革支援・学位授与機構, 研究開発部, 教授 (00271578)
花田 真吾 東洋大学, 国際学部, 准教授 (00635865)
関山 健 京都大学, 総合生存学館, 准教授 (90583576)
野田 文香 独立行政法人大学改革支援・学位授与機構, 研究開発部, 准教授 (20513104)
太田 浩 一橋大学, 森有礼高等教育国際流動化機構, 教授 (70345461)
根橋 玲子 明治大学, 情報コミュニケーション学部, 専任教授 (70298074)
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Project Period (FY) |
2019-10-07 – 2023-03-31
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Keywords | 高度外国人材 / 外国学歴 / 資格認証 / 東京 / 資格の電子承認 / クローニンゲン |
Outline of Annual Research Achievements |
高度な知識や技能を持つ中核的な人材が国境を越えて移動するために必要なインフラとして、先進的な外国学歴・資格認証制度(FCE: Foreign Credential Evaluation)が、欧州、北欧、オーストラリアなどで整備されている。本研究では、FCEの国際比較研究を通じて、日本に適合するFCEの在り方を模索するとともに、諸外国で進展する学習歴証明書(日本の大学における成績証明書、卒業証明書)の電子化とその社会的インパクトを検証することができた。 4年間の研究を通じて、特にカナダ、オーストラリアにおけるFCEシステムと学習歴証明の電子化の進捗状況を確認した。そして、本研究の一環として、2020年9月より日本で最初の電子証明書類(卒業証明、成績証明など)の実証実験を開始した。この実証実験に参加を表明した5大学のうち、芝浦工業大学、国際基督教大学の2大学で2021年にデジタル証明書のシステムが実装され、現在は正式に運用されている。 本研究では、オーストラリア政府関係者、カナダのFCE専門家に加えて、2012年4月にオランダのフローニンゲンで採択された「フローニンゲン宣言」“Groningen Declaration on Digital Student Data Depositories Worldwide”に加盟する世界各国の専門機関の関係者と連携し調査を遂行した。その成果は、以下の著作のChapter 10においてまとめて発表している。“Student and Skilled Labour Mobility in the Asia Pacific Region: Reflecting the Emerging Fourth Industrial Revolution” (2023), Palgrave Macmillan, ISBN: 978-3-031-16065-3
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Research Products
(17 results)