2020 Fiscal Year Research-status Report
Investigations of the effect of the world's highest level of natural radioactivity on reproductive activity of wild and domestic animals in Kerala, India
Project/Area Number |
19KK0176
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
山城 秀昭 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (60612710)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三浦 富智 弘前大学, 保健学研究科, 准教授 (20261456)
織部 祐介 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 助教 (60827484)
中田 章史 北海道科学大学, 薬学部, 准教授 (70415420)
篠田 壽 東北大学, 歯学研究科, 名誉教授 (80014025)
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Project Period (FY) |
2019-10-07 – 2023-03-31
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Keywords | 高自然放射線地域 / インド / ケララ州 / 低線量・低線量率 / 線量評価 / 生殖影響 |
Outline of Annual Research Achievements |
インドの南部西岸に位置するケララ州の海岸地域は、世界有数の高自然放射線地域であることが知られており、中国やブラジル、イランなどの高自然放射線地域と比較して、線量率は福島の帰還困難区域に相当し人口密度がともに高く、低線量・低線量率慢性被ばくの影響強化を行う上で極めて重要な地域である。申請者らは、平成23年8月末以来、福島第一原発事故被災地域において放射性物質の計測と畜産・野生動物への影響調査などを実施・報告してきた。本研究では、高自然放射線地域のケララ州における畜産・野生動物の歯や骨などの硬組織を用いた線量評価を基に生殖機能に及ぼす影響を明らかにし、福島研究の結果と比較することにより低線量率慢性被ばくの生殖影響を推定評価することを目的とする。 令和2年度も継続してインド・ケララ州に渡航して、畜産・野生動物の採材と解析を計画していたが、新型コロナウイルスの感染拡大のため、インドへの渡航を断念せざるを得ない状況になった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
令和2年度も継続してインド・ケララ州に渡航して、畜産・野生動物の採材と解析を計画していたが、新型コロナウイルスの感染拡大のため、インドへの渡航を断念せざるを得ない状況になった。そのため解析するサンプルを得ることができず、現在までの進捗状況は、順調に進展しているとは言い難い状況になっている。
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Strategy for Future Research Activity |
令和3年度も継続してインド・ケララ州に渡航して、畜産・野生動物の採材と解析を計画している。しかし、世界的かつインドの新型コロナウイルスの感染状況に応じて対応せざるを得なく、今度の研究の進捗は不透明になった。一方で、遺伝資源に係わる名古屋議定書のABS指針の手続きを引き続きCUSATの海外共同研究者と協議を行った上で必要な対策を講ずる。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルスの感染拡大のため、インドへの渡航を断念せざるを得ない状況になったため、旅費で計画との差が生じた。
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Research Products
(1 results)