2021 Fiscal Year Research-status Report
Aberrant skeletal muscle-brain communication in sepsis-associated encephalopathy: Elucidating the pathogenic roles of skeletal muscle-derived exosomes
Project/Area Number |
19KK0224
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
川本 英嗣 三重大学, 医学部附属病院, 講師 (20577415)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
亀井 政孝 三重大学, 医学部附属病院, 教授 (60443503) [Withdrawn]
赤間 悠一 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (40763313)
中森 裕毅 三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (80815994)
池尻 薫 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (90813014)
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Project Period (FY) |
2019-10-07 – 2024-03-31
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Keywords | インテグリンαLβ2 / 細胞接着 / 細胞外小胞 / イリシン / インテグリンα4β7 / インテグリンα4β1 / インテグリンα5β1 |
Outline of Annual Research Achievements |
骨格筋から放出されるミオカインであるイリシンは、近年、間葉系細胞に発現するインテグリンαVβ5、αVβ1、α5β1のリガンドとして働き、骨、骨格筋、脂肪組織の代謝リモデリングに重要な役割を果たすことが分かってきている。慢性炎症におけるイリシンの免疫調節作用は報告されているが、リンパ球系インテグリンとの相互作用はまだ解明されていない。我々は、イリシンがヒトおよびマウスのリンパ球の細胞接着をサポートすることを明らかにした。インテグリンに対する阻害抗体のパネルを用いた細胞接着アッセイにより、イリシンを介したリンパ球の接着には、α4β1、α5β1だけでなく、白血球特異的なαLβ2やα4β7を含む複数のインテグリンが関与することが示された。β1インテグリンを発現しないマウスリンパ球系TK-1細胞は、αLβ2およびα4β7を介したイリシンへの細胞接着を示した。また、イリシンは精製したリコンビナントインテグリンαLβ2およびα4β7タンパク質と結合することが証明された。以上よりイリシンはインテグリンαLβ2およびα4β7に対する新規なリガンドであり、β1インテグリンとは独立してリンパ球の細胞接着をサポートすることが可能であると考えられた。これらの結果は、イリシンが炎症を起こした血管系において、リンパ球の接着と移動を制御する重要な役割を担っている可能性を示唆している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
イリシンがインテグリンαLβ2およびα4β7に対する新規なリガンドであり、β1インテグリンとは独立してリンパ球の細胞接着をサポートすることが可能であることを示した
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Strategy for Future Research Activity |
エキソソーム上のイリシンと血管内皮細胞とのインターラクションを解析予定。
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Causes of Carryover |
イタリアへの渡航が延期になり、ZOOMカンファによるデータ共有のため次年度使用額が増加した。
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Research Products
(20 results)
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[Journal Article] Prevalence and predictors of direct discharge home following hospitalization of patients with serious adverse events managed by the rapid response system in Japan: a multicenter, retrospective, observational study2021
Author(s)
Takashi Hongo, Hiromichi Naito, Toshifumi Fujiwara, Takaki Naito, Yosuke Homma, Yoshihisa Fujimoto, Morooka Takaya, Yuji Yamamori, Taka-Aki Nakada, Tsuyoshi Nojima, Atsunori Nakao, Shigeki Fujitani
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Journal Title
Acute Medicine and Surgery
Volume: 8
Pages: 1~8
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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[Journal Article] Randomized trial of granulocyte colony-stimulating factor for spinal cord injury2021
Author(s)
Masao Koda, Hideki Hanaoka, Yasuhisa Fujii, Michiko Hanawa, Yohei Kawasaki, Yoshihito Ozawa, Tadami Fujiwara, Hiroyuki Katoh, Yukihiro Matsuyama, Tomohiko Hasegawa, Go Yoshida, Hideyuki Arima, Yu Yamato, Shin Oe, Daisuke Togawa, Sho Kobayashi, Koji Akeda, Eiji Kawamoto, Hiroshi Imai, et al
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Journal Title
Brain
Volume: 144
Pages: 789~799
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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