2021 Fiscal Year Research-status Report
Study for next-generation precision medicine based on the highly targeted theranostics for the pathological neovascularization of cancers
Project/Area Number |
19KK0369
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Research Institution | National Institutes for Quantum Science and Technology |
Principal Investigator |
高草木 洋一 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子生命科学研究所, 主幹研究員 (60439916)
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Project Period (FY) |
2020 – 2022
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Keywords | がん / 血管 / 超偏極 / ペプチダーゼ / MRI / 放射線 / 個別化医療 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、がん診断治療の高度化に資する次世代技術を開発するため、基課題において新規に創出された新規代謝分子センサーを用いた超偏極-核磁気共鳴画像法 (HP-MRI) と、治験中の新しい放射線増感剤による化学放射線療法を組み合わせた、高精度がん診断治療技術の確立に挑戦している。 本年度は、NCI/NIH への滞在を実現し、前年度の研究計画に基づいて、各種 13C 標識分子プローブの超偏極画像を取得するための諸条件を偏極機および 3 テスラ MRI を用いて検討し、モデルマウス担がんからの高感度化 NMR スペクトルや HP-MRI 画像データを取得した。 また、治験中の新規放射線増感剤 SQAP を応用した前立腺がんのエックス線照射治療の治療プロトコールを検討し、実際にモデルマウスへ治療を施して、担がんの生育速度を追跡することにより治療増感効果を評価した。これにより、HP-MRI での評価に向けた基盤データを収集した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究課題の主目的であった米国 NCI/NIH への半年間滞在を実現し、国内には存在しない研究設備を利用して、HP-MRI 画像を取得するための諸条件の検討と画像データの取得に成功した。また、放射線増感剤によるエックス線照射治療についても検討し、HP-MRI 実験に向けた治療プロトコールも決定するなど、当初計画の目標をおおむね完了した。
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Strategy for Future Research Activity |
NCI/NIH で取得したスペクトルや画像データのより詳細な解析を進める。また、これらの実験データを基盤として生化学的な手法による検証実験を実施し、画像データとの整合性を評価する。さらには、米国での経験をもとに、国内での超偏極技術の計測環境の整備を進める。
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Research Products
(10 results)
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[Presentation] Development of Hyperpolarized Molecular Probes for in vivo Detection of Peptidase Activities2021
Author(s)
Yutaro Saito, Hiroyuki Yatabe, Iori Tamura, Ryo Ishida, Yohei Kondo, Tomohiro Seki, Akihiro Eguchi, Yoichi Takakusagi, Kazutoshi Yamamoto, Murali C. Krishna, Shinsuke Sando
Organizer
PACIFICHEM2021
Int'l Joint Research
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