2009 Fiscal Year Annual Research Report
ソースヘテロ構造を用いたバリスティック素子の基盤研究
Project/Area Number |
20035014
|
Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
水野 智久 Kanagawa University, 理学部, 教授 (60386810)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鮫島 俊之 東京農工大学, 共生科学技術研究院, 教授 (30271597)
|
Keywords | 電子デバイス / 半導体物性 / マイクロ・ナノデバイス |
Research Abstract |
1.Cイオン注入及びレーザーアニール装置によるSi_<1-x>C_x層の形成実験,及びその物性評価 薄膜SOI基板にCイオン注入後,レーザ加熱を行うことによって,Si-C結合によるラマンピークを検出した.その結果,本作成方法によって,SiとCとの結合を実証できた. 2.デバイスシミュレータを用いた素子構造設計その2 ソースヘテロ端でのキャリアのトンネル効果を考慮したシミュレータを用い,サブ10nm-SHOT素子における駆動能力のヘテロバンドオフセット最依存性をn及びpチャネルにおいても明確にした. 3.新構造ヘテロの検討 歪SOI基板を用いて,緩和/歪層による新たなソースヘテロ構造を実現した.これは,Oイオン注入法を用いて,その反跳エネルギーによって,歪みSi/埋め込み酸化膜界面での歪みSiの滑りにより局所的に歪みを緩和させることにより実現できた.
|