2008 Fiscal Year Annual Research Report
基幹脳ネットワーク活性化効果をもつ超高周波成分の帯域構成に関する検討
Project/Area Number |
20200008
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Research Institution | National Center of Neurology and Psychiatry |
Principal Investigator |
森本 雅子 National Center of Neurology and Psychiatry, 神経研究所・疾病研究第七部・第二研究室, 室長 (50312210)
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Keywords | 脳・神経 / 医療・福祉 / ハイパーソニック・エフェクト |
Research Abstract |
研究初年度にあたる20年度は、研究計画に沿って以下の成果を得ることができた。 (1)実験用普涙の開発 基幹脳ネットワ-ク活性化効果をもつ各種の音源の音響構造を分析した。その中で、実験用音源として、インドネシアバリ島のガムラン音楽の高忠実度の録音素材を選択し、実験の時間構成にあわせて編集し実験用音源を開発した。 (2)超高周波再生システムの構築 呈示用音源に含まれている超高周波成分を忠実に再生し、確実に被験者に到達させるための超高周波再生システムを構築した。 (3)実験用音源・システムの有効性の確認 (1)の実験用音源を(2)の呈示システムから再生して被験者に呈示し、基幹脳ネットワークの活性指標であるDBA-Index(Deep Brain Activity Index)を指標として、実験用音源をそのまま呈示した場合と、そこから可聴帯域以上の帯域成分をフィルタでカットした場合とで、基幹脳ネットワークの活性に違いが導かれるかどうかを検討した。この結果、顕著な違いが導かれ、この研究で開発した実験用音源および超高周波再生システムの有効性を確認することができた。
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