2012 Fiscal Year Annual Research Report
労働者におけるストレス対策を通じたうつ病の第一次予防に関する研究
Project/Area Number |
20240062
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
川上 憲人 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90177650)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
島津 明人 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (80318724)
宮本 有紀 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (10292616)
森 俊夫 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80210128)
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Project Period (FY) |
2008-04-08 – 2013-03-31
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Keywords | ストレスマネジメント / 無作為化比較試験 / 産業保健 / 脳画像 / 産業保健心理学 |
Research Abstract |
本研究の目的は、わが国の一般労働者集団を対象として、うつ病を中心とした気分障害・不安障害の第一次予防(発症予防)におけるストレス対策の有効性を大規模な無作為化比較試験によって評価することである。介入前、介入後1ヶ月、介入後6ヶ月目のBDI-IIおよび介入前および介入後12ヶ月目の大うつ病の経験を主要アウトカムとして、mixed modelによる解析を行い、認知行動療法プログラムの抑うつ症状および大うつ病の予防効果を確認した。またワークエンゲイジメントに対する介入プログラムの効果も有意であった。プログラムの各回・各要素の実施率、参加者の満足度、ストレス対処に関する知識の変化を解析し良好な結果を得た。成果を国内学会・シンポジウムで報告した。また一部対象者において脳画像に対する効果を測定しデータ解析中である。 以上から、本研究で開発されたうつ病予防プログラムの有効性が検証された。現在最終結果を海外英文誌に公表する準備をしている。また本プログラムをより多くの労働者に対して提供するための方策について、研究終了後の成果の社会的還元について検討した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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