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2008 Fiscal Year Annual Research Report

医療事故防止のためのバーチャルリアリティシュミレーター及び教育プログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 20240070
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

林 優子  Kyoto University, 医学研究科, 教授 (50284120)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 赤澤 千春  京都大学, 医学研究科, 准教授 (70324689)
鈴木 麻楊  京都大学, 医学研究科, 研究員 (60336493)
櫻庭 繁  京都大学, 医学研究科, 教授 (20114283)
笹山 哲  京都大学, 医学研究科, 准教授 (90215749)
Keywords医療事故防止 / 教育プログラム / バーチャルリアリティシュミレーター
Research Abstract

平成20年度は、シュミレーション教育プログラムのシナリオ作成(コンテンツ)および教育プログラムを実現するハードシステムの設計を行った。
シナリオ作成は、文献検討に基づき、看護の関わった医療事故のうち頻度の高い「与薬」をテーマに取り上げた。シナリオは、平成19年度に本研究チームで製作した模擬事例体験ソフトのシナリオをもとに、大学教員と地域病院の看護師、教育プログラムの構成台本担当者が協力して作成した。模擬事例体験ソフトのシナリオは、実際に病院で発生し、報告されたヒヤリハットおよびインシデントレポートに基づく事故分析の結果をもとに検討し、各場面において実際に起こりやすいヒューマンエラーを体験できるようにしており、今回作成する教育プログラムでも同様のことが体験できるように検討した。本研究のシナリオの内容は、当該年度では、卒前教育や新人教育を目的とし、与薬における確認作業を確実なものとするため、基本動作の訓練をメインとした基本編とした。今後、基本編をベースとし、経験者を対象とした応用編も検討していく予定である。
ハードシステムの設計は、ヘッドマウンドディスプレイ型やスクリーン表示システム型などの機器を実際に体験し、個人の思考のみではなく、運動感覚機能にも働きかける教育プログラムを実現するために、ヘッドマウンドディスプレイ型を採用し、システムを構成した。その結果、体験者は実際の作業を体験でき、思考と運動感覚機能を統合させる効果をもったシステムとなった。また、他者がモニターで体験者の視点から見える風景を確認できるようにし、パフォーマンスを評価し、体験者の傾向を知ることができるシステムとなった。
平成21年度には、ハードシステムにコンテンツを取り入れたプロトタイプが完成予定であり、操作性、表現性、プログラムに対する評価を進めていく予定である。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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