2012 Fiscal Year Annual Research Report
ジェンダーを巡る<暴力>の諸相-交差・複合差別における「家族親密圏」の学際的研究
Project/Area Number |
20241059
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
粟屋 利江 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (00201905)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩崎 稔 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (10201948)
佐々木 孝弘 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (10225873)
左右田 直規 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (30345318)
金 富子 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (40558102)
吉田 ゆり子 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (50196888)
澤田 ゆかり 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (50313268)
臼井 佐知子 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (70185007)
小田原 琳 東京外国語大学, 外国語学部, 研究員 (70466910)
米谷 匡史 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (80251312)
大川 正彦 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (80323731)
野本 京子(沼田京子) 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (90208281)
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Project Period (FY) |
2008-04-08 – 2013-03-31
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Keywords | ジェンダー / 思想 / 家族 / 親密圏 / 暴力 / 痛み |
Research Abstract |
平成24年度は本科研の最終年度であったため、これまでの研究成果を総決算するために海外でのワークショップ、シンポジウム、講演会、並びに現地調査を行った。 1.6月13日から16日にかけて、分担者の吉田ゆり子を韓国に派遣した。東アジア地域における都市の比較研究に関するシンポジウムへの参加を通じて、日本におけるジェンダー研究と東アジア地域におけるジェンダー研究の比較を行った。2.10月16日、小林美佳著『性犯罪被害にあうということ』(朝日新聞出版、2008)の著者を招聘し、ジェンダーと暴力についての議論を行った。3.11月27日、アルムガム・ダメラクシュミ(大東文化大学客員研究員)を招聘し、「女性と子供に対する暴力 タミール・ナドゥにおける地域の健康と社会教育センターの役割」と題する講演会を開催し、インドにおける女性と子供に対する暴力についての問題を議論した。4.2013年3月18日国際公開ワークショップ「痛みという暴力 ハンナ・アーレントにおける人格と世界」を開催した。レギーネ・ロンベルク(ドイツ・ケルン大)の「ハンナ・アーレントにおける人格と世界」と題する講演を中心にして、痛みと暴力についての議論を行い、「暴力圏」の意味の拡大を図った。5.3月30日韓国において日韓ワークショップ「日韓若手人文学者との対話:デモ、研究者の実存、プレカリアート化」を開催し、粟屋利江(科研代表者)、金富子(分担者)、岩崎稔(同)、小田原琳(同)および研究協力者が参加し、女性研究者が置かれている状況を「暴力」ととらえる視点について議論した。6.本科研の課題を究明するために、マルガレート・ランツィンガー/ラファエッラ・サルティ著「『シュピンゲスの少女』多くの面を持つ象徴的人物ならびに「有益な」女性英雄」及びターラ・ザーラ著『行方不明の子供たち。第二次世界大戦後ヨーロッパの家族を再構成する』を翻訳した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(19 results)