2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20242003
|
Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
宮治 昭 龍谷大学, 文学部, 教授 (70022374)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
入澤 崇 龍谷大学, 文学部, 教授 (10223356)
岩井 俊平 龍谷大学, 龍谷ミュージアム, 講師 (10392549)
岡本 健資 龍谷大学, 政策学部, 講師 (10425043)
山田 明爾 龍谷大学, 仏教文化研究所, 研究員 (20081177)
永田 郁 崇城大学, 芸術学部, 准教授 (20454952)
佐藤 智水 龍谷大学, 文学部, 教授 (40116463)
小泉 恵英 独立行政法人国立文化財機構九州国立博物館, 学芸部, 企画課長 (40205315)
芳賀 満 東北大学, 高等教育開発推進センター, 教授 (40218384)
福山 泰子 龍谷大学, 国際文化学部, 准教授 (40513338)
市川 良文 龍谷大学, 文学部, 准教授 (70440881)
田辺 勝美 (財)古代オリエント博物館, その他部局等, 共同研究員 (90013755)
|
Project Period (FY) |
2008-04-08 – 2013-03-31
|
Keywords | ガンダーラ / 仏教美術 / 東西文化交流 / 仏伝図 / 仏像 / クシャーン朝 / 菩薩像 / 仏三尊像 |
Research Abstract |
本科研の目的は大きく2つあり、第一はガンダーラ美術の資料集成で、第二はその統合的研究である。 第一の目的のためのガンダーラ美術の調査と資料収集に関しては、パキスタンのイスラマバード博物館、カラチ国立博物館、タキシラ考古博物館、イスラマバード大学タキシラ研究所、ラホール博物館の所蔵品の調査と写真撮影を行った。パキスタンはなお政情不安もあり、必ずしも十分な調査を行うことができなかったが、計104件ほどの写真撮影、資料収集を行うことができた。国内では数カ所の博物館や個人コレクションのガンダーラ彫刻の調査と写真撮影を行った。今年は5カ年の本科研の最終年度であるので、今迄の写真資料のデータ化、資料集成に力を入れた。 本研究の第2の目的である総合的研究に関しては、研究会を4回開催し、計10名(うち、研究分担者9名、ゲストスピーカー1名)の方に発表を頂き、活発な意見交換を行った。また、平成24年7月には「美術と文献から見るガンダーラの仏教」と題する国内シンポジウムを、同年11月3日には「ガンダーラ・クチャの仏教と美術―シルクロードの仏教文化―」と題する国際シンポジウムを行い、いずれも美術史と文献学の両者の研究者(海外招聘者を含む)を招いて、ガンダーラの仏教の実態解明を視野に、研究の交流、統合的な研究を目指して、研究発表と活発な討論会を行い、極めて有意義な成果が得られた。これらの研究会とシンポジウムによって、ガンダーラの美術と文献を統合する研究の基礎を構築することができた。 本研究の成果をまとめる形で、報告書2冊、国際シンポジウム報告書1冊を刊行した。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(57 results)