2010 Fiscal Year Annual Research Report
小、中、高、大の一貫する英語コミュニケーション能力の到達基準の策定とその検証
Project/Area Number |
20242011
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
投野 由紀夫 東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (10211393)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺内 一 高千穂大学, 商学部, 教授 (50307146)
高橋 美由紀 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (30301617)
金森 強 松山大学, 人文学部, 教授 (90204544)
根岸 雅史 東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究院, 教授 (50189362)
高田 智子 明海大学, 外国語学部, 准教授 (20517594)
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Keywords | 英語教育政策 / 到達度指標 / CEFR / 小学校英語活動 / 小中高大連携 / 第2言語習得研究 / シラバス開発 / 習熟度調査 |
Research Abstract |
平成22年度は以下のような手順で研究を進めた。 (1)CEFR-Jアルファ版の確定(4月) 小中高大の到達指標としてCEFRをベースとした日本の英語教育の文脈に即した参照枠としてCEFR-Jの検証用ヴァージョンを作成した。 (2)検証作業の具体化(5-10月) 研究グループごとに担当を決め,以下のような検証方法の提案および実施計画を練った: a)CEFR-Jデスクリプタの教員による並べ替え実験 これによりデスクリプタの配列の妥当性検証を行う b)CEFR-Jデスクリプタを用いた学生による自己評価アンケート Web版の作成を年度内に終了,実施は最終年度 c)CEFR-J5技能のデスクリプタに関して自己評価と実際のスキルの相関を検証 研究デザインを年度内にほぼ固める,実施は最終年度 d)学校パイロット CEFR-Jを実際に小中高大の各レベルで学校に下ろしパイロット的に利用してもらう,大学レベルで年度内に実施開始,小中高は最終年度 (3)ベータ版の公開(9月) (2)の部分的な調査結果を利用してアルファ版の内容をいくつかの方法で文言の修正や統一を図り,ベータ版として公開。 (4)中間報告書の作成と公開(9月) 研究前半の2年半の成果を中間報告書の形でまとめて公開した。これにベータ版も含めている。 (5)成果発表(8-12月) 中間報告を兼ねて,全国英語教育学会,BAAL(英国応用言語学会),EuroSLA,等の国内外での学会発表を行った。またその成果が認められて,2011年度のALTEという欧州中心の外国語評価関連の国際学会に基調講演を行う予定である。
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Research Products
(102 results)