2008 Fiscal Year Annual Research Report
倉富勇三郎日記研究-IT応用新研究支援ツールの導入による全文翻刻と注釈の作成
Project/Area Number |
20242017
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
永井 和 Kyoto University, 文学研究科, 教授 (40127113)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桂川 光正 大阪産業大学, 人間環境学部, 教授 (30177422)
LEE Sun Yup 京都大学, 人文科学研究所, 助教 (50378882)
河西 秀哉 京都大学, 大学文書館, 助教 (20402810)
佐野 方郁 大阪大学, 日本語日本文化教育センター, 准教授 (10403205)
小山 俊樹 立命館大学, 文学部, 講師 (90454503)
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Keywords | 倉富勇三郎日記 / 倉富勇三郎 / 枢密院 / 宮中 / SMART-GS |
Research Abstract |
1. 倉富勇三郎日記大正8年、9年分については翻刻、注釈を完了し、これに解説をつけて、2009年中に『倉富勇三郎日記』第1巻として、国書刊行会より出版刊行される予定である。 2. 大正10年については校閲作業もほぼ完了した。大正11年、12年分については第一次翻刻が終わり、校閲作業に移る段階である。 3. 倉富勇三郎日記全巻をイメージ・データに変換したが、行切りだしの作業に時間を要したこと、またSMART-GSにバグがみつかり、その改良に時間を要したことから、SMART-GSの機能をフルにつかった翻刻作業に移行するまでにはいたっていない。しかし、部分的にはSMART-GSによる翻刻を進めており、それによる作業能率のおおはばなアップは確認できた。ただ、協働翻刻作業の全体の流れをどうするかを、現在試行錯誤中である。 4. 福岡県大川市の倉富家において残存史料の調査をおこなった。その結果、新たに晩年の日記が2年分存在していることが判明した。また、数多くの伝記関連資料(写真を含む)の存在を確認できた。ご遺族のご厚意により、これらの資料を京都大学にもちかえり、複写することができた。
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Research Products
(4 results)