2011 Fiscal Year Annual Research Report
出土資料群のデータベース化とそれを用いた中国古代史上の基層社会に関する多面的分析
Project/Area Number |
20242019
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
関尾 史郎 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 教授 (70179331)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
町田 隆吉 桜美林大学, リベラルアーツ学群, 教授 (50316923)
伊藤 敏雄 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (00184672)
小林 聰 埼玉大学, 教育学部, 教授 (40234819)
佐川 英治 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 准教授 (00343286)
阿部 幸信 中央大学, 文学部, 教授 (60346731)
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Keywords | 簡牘 / 画像磚 / 壁画墓 / 鎮墓瓶 / 中国西北地域 / 中国西南地域 / 出土資料群 / データベース化 |
Research Abstract |
1)平成22年度調査の報告書の刊行:2010年8月の高台市を中心とした甘粛省における調査結果を『西北出土文献研究』2010年度特刊(総95頁,2011年4月)として,また2011年3月の長沙市を中心とした湖南省における調査結果を,『長沙呉簡研究報告』2010年度特刊(総77頁,2011年12月)として,それぞれ刊行し,公表した. 2)国際ワークショップの開催:二つの国際ワークショップを2012年2月に連続して開催した. (1)「湖南出土魏晋簡牘をめぐる諸問題」(2012年2月19日,立正大学大崎キャンパス,参加者50名)海外招聘学者:張榮強(中国・北京師範大学教授) (2)「出土資料からみた魏晋時代の河西」(2012年2月20日,桜美林大学四谷キャンパス,参加者49名)海外招聘学者:宋馨(ドイツ・ミュンヘン大学講師) 両国際ワークショップとも,主催は本プロジェクト,共催は新潟大学超域学術院と新潟大学人文社会・教育科学系附置環東アジア研究センター. 3)海外共同研究者との連携:上記ワークショップに来日できなくなった海外共同研究者の殷光明(中国・敦煌研究院研究員)に対して,研究協力者の北村永(美術史研究者)を派遣して,ワークショップを中心とした本プロジェクトの事業結果を報告した. 本プロジェクトは最終年度であったが,研究期間の4年間を通じて,甘粛省でも湖南省でも,新たな出土資料(群)が陸続と紹介された.このうち,甘粛省の高台出土簡牘と湖南省の〓州晋簡については,研究分担者により整理が行われ,その成果の一端は国際ワークショップでも報告された.
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Research Products
(16 results)