2008 Fiscal Year Annual Research Report
特別支援教育における脳科学の活用に関する総合的研究
Project/Area Number |
20243040
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
尾崎 久記 Ibaraki University, 教育学部, 教授 (40092514)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川住 隆一 東北大学, 教育学研究科, 教授 (20124208)
東條 吉邦 茨城大学, 教育学部, 教授 (00132720)
小池 敏英 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (60251568)
寺田 信一 高知大学, 教育学部, 教授 (00346701)
西牧 謙吾 国立特殊教育総合研究所, 教育支援研究部, 総括上席研究員 (50371711)
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Keywords | 脳科学 / 発達障害 / 特別支援教育 / エビデンスベースト教育 / 自閉症 / NIRS / ADHD / 重度重複障害 |
Research Abstract |
初年度の平成20年度には9月に役割分担と今後の予定を協議し下記のことを決定した。 1.分担者を(1)広汎性発達障害への支援、(2)LDへの支援、(3)重症児への支援、の3グループに分け、それぞれのグループが研究を進める。 2.各分担者は、配分経費で2チャンネルNIRSを購入することにした。 初年度は研究を進展させるための条件整備をおこなうことにしたが、その経過で、次年度に前頭葉血流計測が可能な16チャンネルのNIRSが発売されることが判明し、研究展開のためには同装置を装備することが不可欠との判断をし、当初導入を予定していた誘発電位・筋電図検査装置については現有備品を工夫することで対応できる見通しをつけ、その経費を次年度に繰り越すことにして、その手続きをおこなった。また、平成21年2月には全体会議を開催し、平成21年度の日本特殊教育学会で「脳科学は特別支援教育にどう貢献するか?」についてのシンポジウム+パネルディスカッションをおこなうことを決定し、それまでに得られる成果を公表することにした。平成21年8月には、予定していた16チャンネルNIRS(スペクトラッテック製)が導入され、それを用いた一連の実験を行うとともに、fMRIでの視覚実験を可能にするためのプロジェクター用MRI防護ボックス一式も併せて導入し、フィールドでの多チャンネルNIRS計測とfMRIを用いた本格的な脳機能画像計測条件が整備され、今後の研究展開の強固な基盤を確立することができた。これらの装置を用いた実験を着実に進めており、平成21年度の残りの期間から最終年度の平成23年度までの期間で、これらの装置を駆使した計測を進めることで本研究の当初の計画を確実なものにできる見通しを得た。
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[Journal Article]2008
Author(s)
軍司敦子, 加我牧子
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Journal Title
自閉症の非侵襲的脳機能検査.「小児神経学」(有馬正高監修, 加我牧子・稲垣真澄編)(診断と治療社)
Pages: 506-507
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