2010 Fiscal Year Annual Research Report
地球惑星科学仮想データセンターの構築と機能の実証的研究
Project/Area Number |
20244081
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
家森 俊彦 京都大学, 理学研究科, 教授 (40144315)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荻野 竜樹 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 教授 (00109274)
石井 守 独立行政法人情報通信研究機構, 電磁波計測研究センター, 推進室長 (20359003)
村田 健史 独立行政法人情報通信研究機構, 電磁波計測研究センター, グループリーダー (20274342)
林田 佐智子 奈良女子大学, 理学部, 教授 (70180982)
金尾 政紀 国立極地研究所, 研究教育系, 准教授 (40233845)
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Keywords | メタ情報 / 仮想データセンター / ネットワーク / 分野横断 / SPASE data model |
Research Abstract |
世界資料センターや研究機関のデータ部門、或いは分野毎の仮想観測所(Virtual Observatory)などを、地球惑星科学メタ情報データベースを核として、サイバースペースで結合し、異分野横断・学際研究推進のための母体となる『地球惑星科学仮想データセンター』創出の実現可能性を実証的に研究することを進めた。具体的には、H20年度に当研究計画の代表者も参加し同年度から開始した大学間連携研究『超高層大気長期変動の全球地上ネットワーク観測・研究』と密接に協力して、メタ情報フォーマットとリポジトリソフトウェアを選定した。すなわち、SPASE data modelとDSPACEを当研究計画でも採用することにし、微気圧観測データと地磁気データを具体例として、メタ情報の入力を開始した。2011年2月2日-3日には、名古屋大学において研究集会『地球科学メタ情報のデータベース化:現状とその利用』を開催し、研究計画の進捗状況を報告すると共に、上記大学間連携事業関係者と情報交換を行った。また、テレビ会議システムを活用し、他機関研究者達と頻繁に打ち合わせや情報交換を行った。また、ロシア、英国の研究者達とメタデータや実時間観測データ交換について2010年12月のAGU秋季大会などで情報の交換あるいはデータ交換の打ち合わせをした。また、2011年9月3日から6日まで、京都大学にてThe 1^<st> ICSU World Data System Conferenceが開催されたが、当研究グループはその開催にあたっても平成22年度から中心的に準備を進め、その過程において分野横断的データシステムに関し、世界各国の、かつ、さまざまな分野の研究者と情報交換をすることができた。これらの活動を通して、メタデータの重要性、分野横断のデータシステム構築の必要性と重要性を広く示すことができた。
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Research Products
(6 results)