2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20246093
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
藤井 恵介 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (50156816)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上野 勝久 東京芸術大学, その他の研究科, 教授 (20176613)
溝口 正人 名古屋市立大学, 芸術工学研究科(研究院), 教授 (20262876)
大野 敏 横浜国立大学, その他の研究科, 准教授 (20311665)
角田 真弓 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 技術専門職員 (20396758)
加藤 耕一 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (30349831)
川本 重雄 京都女子大学, 家政学部, 学長 (40175295)
大橋 竜太 東京家政学院大学, 公私立大学の部局等, 教授 (40272364)
光井 渉 東京芸術大学, 美術学部, 准教授 (40291819)
平山 育男 長岡造形大学, 造形学部, 教授 (50208857)
後藤 治 工学院大学, 公私立大学の部局等, 教授 (50317343)
藤川 昌樹 筑波大学, システム情報工学研究科(系), 教授 (90228974)
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Project Period (FY) |
2008-04-08 – 2013-03-31
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Keywords | 建築様式 / 西洋建築史 / 日本建築史 / 中国建築史 / 韓国建築史 / かたち / ブラマンテ / 建築類型 |
Research Abstract |
昨年度までに、各分野、分野間の討論を重ねてきた。それぞれの研究分野を越えた議論はかなり進んだと考える。そこで、本年度は、総括的な議論を進める必要があると判断した。総体として「建築様式史」という概念を検討し、そこでの現代の建築史学のもつ課題を明らかにする必要があると考えた。また、世界的な視野で、建築史の新しい方法論を提案する必要があると考えた。そのための議論を深めるために、シンポジウムを一回開催し、総括的な議論を試みた。 『「建築様式史研究」を越えて―西欧・日本・アジア―』平成24年11月17日(担当藤井恵介)。西洋で成立、展開した「建築様式史」という概念の有効性、発展性などを再検討し、さらに日本において、同じ枠組みの「日本建築様式史」が成立しないことを明らかにし、「かたち」を主題とする研究の今後の可能性について議論した。西欧建築史では、従来の機械的な様式区分に依らない、自由かつ精度の高いかたちの分析、批評が必要であること。日本、アジアでは総合的なかたちのシステムの理解が必要であること。また、その政治性まで検討する必要があること、などが提案された。報告者は福田晴虔(九州大学名誉教授、西洋建築史)、藤井恵介(東京大学、日本建築史)、コメンタイターは大橋竜太(東京家政学院大学、イギリス建築史)、加藤耕一(東京大学、フランス建築史)、清水重敦(京都工芸繊維大学、日本建築史)、佐藤浩司(国立民族学博物館、建築人類学)。また、参加した、玉井哲雄(国立歴史民俗博物館、民家史)、西田雅嗣(京都工芸繊維大学、フランス建築史)らからの積極的な提案があった。 平成20年度の開始からの5年間に、個別研究の実施とともにシンポジウムを10回開催した。シンポジウム記録集も10冊刊行して、関係者に広く配布した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(23 results)