2008 Fiscal Year Annual Research Report
Eラーニングによる看護職の再就職支援研修プログラムの開発と評価
Project/Area Number |
20249083
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
中村 裕美子 Osaka Prefecture University, 看護学部, 教授 (10299266)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
真嶋 由貴恵 大阪府立大学, 総合教育研究機構, 教授 (70285360)
星 和美 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (40290358)
細田 泰子 大阪府立大学, 看護学部, 准教授 (00259194)
中嶋 有加里 大阪府立大学, 看護学部, 准教授 (40252704)
牧野 裕子 大阪府立大学, 看護学部, 准教授 (30290365)
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Keywords | 看護職 / eラーニング / 再就職 / 研修システム / 研修ニーズ |
Research Abstract |
Eラーニングによる看護職の再就職支援研修システムの開発、研修ニーズ調査を実施した。 (1)研修システムに搭載するデジタル看護教材コンテンツを作成した。未就労看護師に必要な実践的な事例学習教材コンテンツ8事例20シーン、看護技術映像コンテンツ7本、関連知識教材100枚。教材の内容は、AED,ME機器など、最新の医療現場に合致したもの、実践現場で遭遇する事象を含んだものとした。 (2)システムの機能は、ユーザー登録時にユーザー基本情報を入力することで、適切な研修プログラムを構築し、教材を検索し提示することができる。また、ユーザーの希望により教材を追加、削除できる機能を有している。また、ユーザーからの質問を受けて、メンターが回答することができる。さらにeラーニング研修で学習した教材に対する評価を得ることができる。今後、システムの検証を行い、平成21年度に実証していく予定である。 (3)未就労看護師の研修ニーズに関する調査を実施した。全国の200床以上の病院の看護管理者を対象に、郵送による調査を行った。雇用状況と医療機関の特性や取組との絶対値による関係では、強いリンクが「雇用あり」と多様な勤務形態の導入に「取り組んでいる」、採用条件の見直しに「取り組んでいる」、7対1基準との間に見られ、10対1基準、200〜299床、300〜399床との問に中間のリンクがあった。看護実践に関する再就職研修ニーズは多くの項目で未就労看護職を雇用したことのない病院のニーズが高く、ニーズの充足により雇用が促進されるのではないかと推察される。 併せて未就労看護師に対してもニーズ調査を実施した。現在分析中である。
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