2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20251007
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
泉 拓良 京都大学, 文学研究科, 教授 (30108964)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
南川 高志 京都大学, 文学研究科, 教授 (40174099)
清水 芳裕 京都大学, 学内共同利用施設等, 教授 (90127093)
冨井 眞 京都大学, 学内共同利用施設等, 助教 (00293845)
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Keywords | フェニキア / カルタゴ / 呪詛板 / 鉛 / 地下墓 / 壁画 / ティール / 古代の宗教 |
Research Abstract |
本年度は、平成23年度の繰り越し期間で、平成23年度にまとめた成果の調整をおこない、報告書本として体裁整える作業をおこなった。刊行した報告書は『フェニキア・カルタゴから見た古代の東地中海』平成21~23年度科学研究費補助金基盤研究(A)研究成果報告書(課題番号20251007)』、であり、総ページ326ページである。4部構成をなし、第I部はティール・ラマリ地区所在地下墓TJ10発掘報告、第II部は国際講演会・研究討論会「フェニキア・カルタゴから見た古代の地中海」は、発表予稿を基に加筆した論文集で、「Phoenician Harbors in Lebanon Recent Discoveries」、「Mosaic and Painting around Roman Tombs」、「Recent Discoveries from Tyre, Lebanon」、「ラマリ遺跡出土の呪詛板の解読」、「フェニキアとカルタゴの宗教について」、「ティール周辺の地下墓壁画群の位置づけ」、「タニット女神記号の変遷から見たフェニキアからカルタゴ」、「Phoenician and Punic sites in Sicily」、「ローマ時代のディオニュソス信仰」、「古代末期の宗教」、「地理学から見たフェニキア・カルタゴの都市」他からなる。第III部は「2010年ティール出土呪詛板」、「ローマ史から見た呪詛板の位置づけ」、「レバノン出土鉛資料の鉛同位体比分析結果」、「ティールにおけるローマ時代ランプの変遷と展開」の研究報告である。第IV部は、レバノンで考古総局(D.G.A.)に提出した中間報告書と、日本で年度ごとの概要を刊行した「フェニキア・カルタゴ考古学から見た古代の東地中海2008年度」、「フェニキア・カルタゴ考古学から見た古代の地中海2009・2010年度」である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)