2008 Fiscal Year Annual Research Report
多文化横断ナラティヴ・フィールドワークによる臨床支援と対話教育法の開発
Project/Area Number |
20252009
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Section | 海外学術 |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
山田 洋子 Kyoto University, 教育学研究科, 教授 (20123341)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
戸田 有一 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (70243376)
矢守 克也 京都大学, 防災研究所, 准教授 (80231679)
斎藤 清二 富山大学, 保健管理センター, 教授 (70126522)
筒井 真優美 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (50236915)
岡本 祐子 広島大学, 教育学研究科, 教授 (90213991)
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Keywords | 生涯発達心理学 / ナラティヴ / フィールド / ケア / 臨床心理学 / 医療 / 対話 / 教育方法 |
Research Abstract |
『国際コラボレーション・プロジェクト』と『学際コラボレーション・プロジェクト』、2つの多文化横断プロジェクトを実施した。 『国際コラボレーション・プロジェクト』では、<ナラティヴ理論と臨床支援法A>として、「ウィーン・プロジェクト-文化を超えるナラティヴ言語の探求」を実施した。1) 7月にオーストリア・ウィーン大学において、「教育臨床心理学×生涯発逹心理学×社会心理学」を横断する多文化ナラティヴ国際セミナーと国際講演会を開催した。そこでは、文化と分野が異なる研究者が対話的に討論して、互いの文化の現状を理解すると共に、共通の対話的場をつくる実践を行った。また、今後も長く継続可能な共同研究を推進し、ドイツで開催された国際学会で共同発表を行って多くの成果を得た。2)日本とウィーン大学の若手研究者と院生を中心に、「異文化教育現場における多文化ナラティヴ協働フィールドワーク」を行った。そこでは、ウィーンの移民の人々や日本人学校を中心とした異文化教育のフィールドワークを行い、現地で対話しながら教育実践を行う新しい試みをした。3)文化と歴史を超える『ナラティヴ』言語を探究するために、ウィーン大学およびオーストリア国立科学アカデミーの研究者と交流し、視覚的ナラティヴ言語としての図像など、ヴィジュアル・ナラティヴの資料収集を行った。 『学際コラボレーション・プロジェクト』では、京都大学で全体会議を開催した他に、<教育実践交換プロジェクト(1)>と<多声発信プロジェクト>を実施した。<教育実践交換プロジェクト(1)>では、富山大学の臨床医学(ナラティヴ・ベイスト・メディスン)ならびに広島大学の発達臨床心理学に関するセミナーと研究会を行った。<多声発信プロジェクト>では、電子媒体を通じて、常時、積極的に情報発信を行う基盤を整備した。また、看護師や保育者の感情労働シンポジウムや映像ナラティヴワークショップやロンドンの医療と教育講演会などを企画し、国際的に対話を行う場を生成した。
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Research Products
(132 results)
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[Journal Article] 四年制大学の新設児童学科における学生の意識に関する検討(2)-授業の学びおよび子どもイメージ・保育者効力感2008
Author(s)
村上康子, 大嶋恭二, 矢吹芙美子, 安田悟, 入江礼子, 川上雅子, 足立美和, 小原敏郎, 岡田智, 回塵紀子, 加田洋子, 丸田愛子, 山田〓, 武藤安子
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Journal Title
共立女子大学家政学部紀要 55
Pages: 133-143
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