2008 Fiscal Year Annual Research Report
階層的なアルゴリズム選択機構を有する自動チューニング方式の研究
Project/Area Number |
20300007
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
佐藤 周行 The University of Tokyo, 情報基盤センター, 准教授 (20225999)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
片桐 孝洋 東京大学, 情報基盤センター, 特任准教授 (40345434)
今村 俊幸 電気通信大学, 電気通信学部, 准教授 (60361838)
伊藤 祥司 理化学研究所, 技術開発ユニット, 研究協力員 (70333482)
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Keywords | 並列処理 / 分散処理 / 自動チューニング / 性能最適化 |
Research Abstract |
本研究課題の今年度の目的は1.アルゴリズム選択機構の提案と2.具体的な数値アプリケーションでの適用であった。研究のために64コアからなるPCクラスタを調達し、その上で具体的に以下の成果を得た。 1.アルゴリズム選択機構の提案 伊藤は、経験的な視点から、アルゴリズムの分類を行いこ性能との組み合わせを行い、大規模な表を得た。さらにアルゴリズム選択において、管理工学の手法を適用してアルゴリズムを網羅的に並べる手法を開発した。佐藤は、コンパイラ最適化において、従来の中間表現の枠組みを本質的に拡張する手法を提案した。今井は、特に数値アプリケーションにおいて選択機構に求められる要件を具体的にあげ、次年度以降のシステムの要求要件定義に成功した。 2.数値アプリケーションへの適用 片桐、今井は具体的に固有値問題と疎行列問題において、アルゴリズム選択による性能向上の有効性を示した。さらに研究協力者の黒田はPCクラスタの計算性能・通信性能を網羅的に調査し、さらに既存のスーパーコンピュータとの比較を行った。この研究におけるプラットフォームの特性を明らかにした。
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Research Products
(11 results)