2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20300148
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
若菜 茂晴 The Institute of Physical and Chemical Research, マウス表現型解析開発チーム, チームリーダー (90192434)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桝屋 啓志 独立行政法人理化学研究所, マウス表現型知識化研究開発ユニット, ユニットリーダー (40321814)
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Keywords | 表現型解析 / 国際標準化 / データベース / プロトコル / 動物飼育管理 / マウス / SOP / マウスクリニック |
Research Abstract |
本課題では、マウスにおける表現型解析技術および、その基盤となるマウス飼育管理技術を実験動物コミュニティで広く共有するために、幅広い動物実験に対応可能なプロトコル共有データベースを構築し、公開しようとしている。 平成20年度は、表現型解析基盤プロトコルの収集および、収集したプロトコルに基づく普遍的なプロトコル記述法設計を行った。代表者研究グループおよび、連携硬究者の研究施設から、ハンドリングによる形態、行動の検査(modified-SHIRPA)、血液生化学、血算(血球像)、尿検査、聴覚検査(Auditory Brainstem Response:ABR)、血圧検査、眼底検査、痛覚検査、剖検等の一般的な検査に加えて、自発活動性・活動リズム検査、不安・恐怖の検査、学習・記憶検査等の動物行動解析検査、体外受精、胚移植、腔培養、胚および精子の凍結保存、融解、卵巣移植、顕微受精、ICSI等の生殖工学技術、さらに、マウス飼育管理の詳細なプロトコルを収集した。また、公開されている欧州の多国間連携表現型解析プロジェクト、EUMODICプロトコルの収集も行った。これらに関する記述法設計では、自発活動性解析、modified-SHIRPA、血液生化学、マウス飼育管理詳細等の設計を完了し、プロトコルの詳細情報を相互比較可能にした上で、将来的には国際標準規格であるP__-henotyping P__-rotocol M__-arkup L__-anguage(PPML)との互換性も考慮されている。これらの一部はすでにWebサイトでの公開を開始している(http://www.brc.riken.go.jp/lab/bpmp/SDOP/)。このサイトには、順次プロトコルデータベースを追加して行く予定である。
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