2010 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者の生活機能向上と安全を考慮した衣服設計のための動作対応型全身ボディの開発
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20300238
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| Research Institution | Japan Women's University |
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Principal Investigator |
大塚 美智子 日本女子大学, 家政学部, 教授 (30233183)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平井 郁子 大妻女子大学短期大学部, 家政科, 准教授 (30389895)
高野倉 睦子 神戸女子大学, 家政学部, 准教授 (40183438)
島津 大宣 日本女子大学, 家政学部, 教授 (40060678)
福原 衣麻 日本女子大学, 家政学部, 助手 (10440075)
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| Keywords | 高齢者 / 体型 / 座位姿勢 / 歩行特徴 / リアルボディ / 動作対応型ボディ / 動作解析 / 三次元計測器 |
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| Research Abstract |
平成20年度に高齢者男女の体型の分析と特徴抽出、および高齢者の日常動作の分析に基づく動作対応型ボディの姿勢の導出を終えた。関連研究として若年・中高年の下半身形状を分析し、動作対応の下半身ボディ制作方法を検討し、リアルボディを作成した。また21年度以降に検討を予定していた、シーン検証による抽出動作と動作条件を検討した。平成22年度は男女各40名のマルチン計測と浜松ホトニクス(株)製ボディラインスキャナーによる三次元計測を行い、マルチン法による計測値の主成分分析を行うと同時に、三次元形状の主成分分析を行い、高齢者の平均全身ボディデータを抽出した。あわせて高齢者の日常的姿勢としての座位姿勢について、立位姿勢との比較から形状とサイズの変化を検討し、座位時における形状把握を終了した。これらの結果はこれまで数量的に十分には把握されていない座位姿勢における形状やサイズを加味した衣服設計に役立つものである。また歩行動作の分析では高齢者の運動特性と安全性に焦点を当て、男女各10名の歩行動作を撮影し三次元動作解析ソフトヒューテック(株)製MMpro-3DおよびMMpro-3DAnalyにより、高齢者の歩行特徴を詳細に解析し、あわせて歩行床面と高齢者の歩行動作との関係を究明した。また、腹部と腰部における衣服圧を測定し、着圧と姿勢、歩行の関係について検討した。床面と歩行動作との関係は22年の11月から12月に計測を実施して結果をまとめ、その他は平成22年度日本繊維製品消費科学会年次大会で発表した。最後に上半身と下半身を一体化させた高齢者の全身平均形状および動作対応型全身ボディの基礎データを導出し、ボディメーカーとともに高齢者平均全身ボディおよび動作対応型平均全身ボディを制作した。本高齢者平均全身ボディの開発は、高齢者の日常生活を支援につながり、現在産学で連携して高齢者対応の衣服を開発中である。
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Research Products
(18 results)
