2008 Fiscal Year Annual Research Report
インドネシア産植物を用いた機能性食品は日本人の食生活に受け入れられるか?
Project/Area Number |
20300242
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Research Institution | Kansai University of Welfare Sciences |
Principal Investigator |
的場 輝佳 Kansai University of Welfare Sciences, 健康福祉学部, 教授 (10027196)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高村 仁知 奈良女子大学, 生活環境学部, 准教授 (70202158)
山口 智子 新潟大学, 教育学部, 准教授 (70324960)
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Keywords | インドネシア / 植物性食素材 / 機能性 / 嗜好性 / 調理 / 抗酸化成分 |
Research Abstract |
(1)インドネシアの植物性食素材について、下記の通り、解析した。 (1)イイギリ科パンギノキ(Pangium edule Reinw.)の実を発酵させたkluwakについて、発酵過程における機能性の経時変化を解析した。DPPHラジカル捕捉活性および酸素ラジカル吸収能力(ORAC)を指標とした抗酸化性について測定したところ、完全に発酵させ、黒色となった実で最も抗酸化性が高いことが明らかとなった。 (2)グネツム科グネモン(Gnetum gnemon L.,別名melinjo)について、胚乳、種皮、葉の機能性および加熱による変化を解析した。機能性として、DPPHラジカル捕捉活性およびORACを指標とした抗酸化性について測定したほか、DNA傷害保護活性についても測定した。その結果、葉で最も抗酸化性およびDNA傷害保護活性が高く、次いで、胚乳、種皮の順であった。また、総ポリフェノールおよびアスコルビン酸量についても葉で最も高かった。しかし、葉を加熱することによって、これらの機能性および機能性成分が著しく減少するのに対し、胚乳では緩やかに減少し、種皮では若干増加することが明らかとなった。 (3)ウルシ科アカタネノキ(Bouea macrophylla Griffith)の果実gandaliaについて、その機能性を、DPPHラジカル捕捉活性およびORACを指標とした抗酸化性について測定した結果、完熟果実で最も活性が高いことが明らかとなった。 (2)バリ島およびスマトラ島において、現地調査を行い、現地で利用されている植物性食素材の現況を調査すると共に収集を行った。収集した植物性食素材について、機能性の解析を現在遂行中である。
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Research Products
(2 results)